【ジャパンC】ジャスタウェイ 福永祐一騎手一問一答

11月30日(日)に行われるジャパンC(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。
ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)に騎乗する福永祐一騎手の一問一答は以下の通り。

●凱旋門賞はイメージと違う内容と結果に

-:まずは先ほど、最終追い切りが終わりました。その内容から教えていただけますか?

福永祐一騎手:今日は坂路の馬場が凄く重くて、時計が掛かっていました。「54、5秒くらいで、終いの50m、100mぐらいをビッシリ追っておいてくれ」という指示だったんですけど、前半ちょっと入りが速くなってしまったので、全体時計は指示されたものよりも速くなってしまいました。けれども、しっかり負荷はかけられたんじゃないかなと思います。

-:1週前にも同じように福永騎手が乗って追い切ったわけですが、1週前と比べての変化というのは?

福:1週前も馬場状態があまり良くなくて、時計自体はそんなに良い時計は出なかったんです。それでも、先週よりは馬体に張りも出て、いい頃の雰囲気が戻ってきたな、という印象は受けました。

-:さて、前回は凱旋門賞に挑戦という大きなチャレンジがありました。改めて福永騎手の中ではフランスへの遠征はどう振り返られますか?

福:この秋の大目標でしたから、何としてもいい結果を出したい、という気持ちで臨みましたけども。馬のコンディション自体は非常に良かったのですが、自分がイメージしていた内容と結果にはならなかったんでね。自分の中で色々反省すべき点もありますが、結果を出せなかったので、「良かった」とは言えないですね。

-:ただ、そんな中でも何か得られたものもあったかと思いますが、そのあたりはいかがですか?

福:もちろんありますけども。ハイ。

●2400mは「もう大丈夫と思って乗る」

-:そして、今回のジャパンカップに向けて、坂路で今日追い切りに乗られて、馬の様子などをご覧になっていかがですか?

福:馬場状態が悪すぎて、道中、走っている最中も脚を取られたりもしてたので、馬自身は走りにくそうに走っていました。動き自体は正直バッチリという動きではなかったですけど、それが馬場状態のせいなのか……。馬場状態が原因というのは多分にあったと思いますが、ここまで来たらやることをやるしかなかったので、あとは当日返し馬の雰囲気でね。キャリア豊富な馬ですから、キッチリ自分で造ってきてくれると思います。

-:今回は東京の2400mになります。この2400という距離に関しては福永騎手の中ではどんなお考えですか?

福:コンディション、体調自体は悪くないですね。前回もフランスで2400mを走ってきましたが、今回で2400に対するジャスタウェイの適性がさらにハッキリするんじゃないかと思います。

-:乗るにあたって、特にこのあたりは気を付けようと考えていることはありますか?

福:ないです。もう大丈夫と思って乗ります。

-:今回はかなり強力なメンバーが揃いましたが、今年のメンバーを見渡しての印象はいかがですか?

福:そうですね。非常にいいメンバーが揃ったと思いますし、このメンバーで勝つことができたならば、より価値の高い1勝になると思いますので、ぜひともいい結果を出して、この距離でも世界トップクラスの力を発揮できるということを証明できればと思っています。

-:その世界一の馬の走りを楽しみにされているファンの方もたくさんいらっしゃいます。ぜひファンの皆様に向けてひと言いただけますか?

福:非常にいいメンバーが揃ったジャパンカップで、順調に予定していた調教を消化できて出走することができると思いますので、僕自身も非常に楽しみにしていますし、応援してくれている人が多い馬ですから、いい結果を出せるように全力を尽くしたいと思いますので、どうぞ応援して下さい。