【ジャパンC】スピルバーグ7枠15番「自分のリズムで運んで」

11月30日(日)に行われるジャパンC(G1)の枠順が確定。秋の天皇賞を制したスピルバーグ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)は7枠15番からG1連勝を狙う。

前走の天皇賞は後方からジェンティルドンナ、イスラボニータらをまとめて飲み込む鮮やかな差し切り勝ち。重賞初勝利が伝統ある天皇賞という快挙を成し遂げたスピルバーグ。今回は外めからのスタートとなるが、津曲調教助手は「ゲートに注文もつきませんし、特にどうこうという感じはありません。続けて使えるように充実していますし、ここも自分のリズムで運んでどこまでやれかでしょう」と枠は全く気にしていない様子。それよりも馬の充実ぶりに相当な手応えを掴んでいる。

ダービー14着のあと1年3カ月の長期休養。昨夏の休み明け初戦こそ6着と敗れたが、その後も休養を挟みながら5戦4勝と勝ち星を重ねて瞬く間にG1ホースの仲間入りを果たした。長い休養があったことで、5歳秋でもまだ13戦のキャリアと伸びしろ十分。それに加えて近走の充実ぶり。今のスピルバーグならG1連勝の大仕事をやってのけても何ら不思議ではない。

【ジャパンC】G1連勝狙うスピルバーグ「距離は十分守備範囲」
:最終追い切りの様子と、藤沢和雄調教師、北村宏司騎手のコメントを掲載。