【ジャパンC】3枠6番ハープスター 今回は「ある程度の位置で」

11月30日(日)に行われるジャパンC(G1)の枠順が確定。日本馬最先着を果たした凱旋門賞を終えて、帰国初戦となるハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)は3枠6番から発走となった。

「久しぶりに内枠に入ったな」と松田博資調教師も思わず口をついたように、真ん中より内の枠順を引き当てたのは今年のチューリップ賞以来、キャリアの中でも2度目。

類まれな末脚を武器に、ファンに衝撃を与えてきたハープスター。これまで道中の位置取りに関しては特にこだわりを見せてこなかった指揮官だが「川田(将雅騎手)にも“ある程度の位置で”と指示はするつもり」とレースプランを明かした。

「外よりはいいし、3番枠にはジェンティルドンナもいる。あの馬を目標にして競馬もしやすいだろう」と、数々の記録を打ち立ててきた名牝を強く意識するかのようなコメントも飛び出すなど、内なる闘志を秘めている様子。3連覇のかかる女傑を打ち破った時、『世代No.1牝馬』から『最強牝馬』へと進化を遂げる。