姉は交流重賞3勝 スモークフリーがダートで初陣飾る…東京新馬

11月29日(土)、5回東京8日目5Rで2歳新馬(ダ1600m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の1番人気・スモークフリー(牡2、美浦・戸田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:39.0(重)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・ソルプレーサ(牡2、美浦・堀井厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・ギンガメテオール(牡2、美浦・本間厩舎)が続いて入線した。

スタートで行き脚がつかなかったミステリウムらを尻目に、メイショウアルパ、ギンガメテオールがハナを主張する。スモークフリーは好スタートを切ったが、脚を溜めて3番手付近に待機。その後ろにソルブレーサらが続く。
4コーナーからスモークフリーが徐々に仕掛け始めると、前を行くギンガメテオールと併せる形で抜け出し、そこにソルブレーサも追撃。しかし、スモークフリーが残り1F過ぎで先頭に経つと、しぶとく押し切ってみせた。人気を集めていたミステリウムも追い込み、上位争いに顔をみせたが、序盤のロスが響き4着までだった。

勝ったスモークフリーの半姉は交流重賞4勝の現役馬ワイルドフラッパー。姉とは異なりディープインパクトの産駒だが、ダートで初陣を飾った。
騎乗した岩田騎手と管理する戸田博文調教師のコンビでは、翌日のジャパンカップ(G1)でフェノーメノの出走も控えており、陣営にとって弾みがつく勝ち星となった。
馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「煙から解放される」。

1着 スモークフリー(岩田騎手)
「能力が高いよ。遊び遊び走っていたが、素直で乗りやすかった」

3着 ギンガメテオール(G.ブノワ騎手)
「1600mのダートは合っている。テンのスピートがあり、抑えも利いた。走る馬だよ」

4着 ミステリウム(Z.パートン騎手)
「スタートで出遅れてしまいましたが、最後は良い脚を使っていました」

5着 トーセンスパンキー(小野寺騎手)
「スタートの反応はひと息ですが、道中で脚をためられました。最後までがんばっています。まだ良くなりますよ」

6着 パヴォーネ(後藤騎手)
「不器用なタイプだけど、思ったより付いていけた。次につながる内容だったよ」

7着 ハニーファンタジー(石川騎手)
「まだ弱いところがあり、しっかり攻めていなかったのですが、上々の内容でした。次はもっと走れるでしょう」

8着 メイショウアルパ(蛯名騎手)
「もう少しやれると思ったが。いい感じで行けたのに、直線で止まってしまった」

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スモークフリー
(牡2、美浦・戸田厩舎)
父:ディープインパクト
母:スモークンフローリック
母父:Smoke Glacken

スモークフリー

スモークフリー

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