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【1回京都】パドパピヨン…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/1/14(水)
パドパピヨン(牝3、栗東・鮫島厩舎)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:グランパドドゥ
母父:フジキセキ
エンドスウィープの後継らしく、豊かなスピードを伝えるスウェプトオーヴァーボードが父。芝のスプリンターだけでなく、ダートを得意とする産駒も多く、コンスタントに勝ち鞍を積み重ねている。 同馬は代表格となるパドトロワ(アイビスサマーダッシュ、キーンランドC、函館スプリントS)の全妹にあたる。母グランパドドゥ(その父フジキセキ)は中日新聞杯に優勝。祖母がローズSに勝ち、高松宮杯でも2着したスターバレリーナであり、同馬の叔父母にスパルタクス(5勝)、アンドゥオール(東海S、マーチSなど9勝)、ステレオタイプ(ロゴタイプの母)、フレンチウォリアー(3勝、北海道2歳優駿を3着)らがいる。社台サラブレッドクラブにて総額3000万円で募集された。
社台ファームで丁寧に基礎固めされた。山元トレセン、グリーンウッド・トレーニングを経由し、12月4日、栗東に入厩。19日のゲート試験をパスすると、順調にペースアップされた。力が要る坂路での動きは地味だが、先週のポリトラックコースでは川田将雅騎手を背に上々の伸び脚を披露。兄とは個性が異なり、細身な反面、柔軟なフットワークが目を引く。
距離の融通も利くと見て、1月18日(日)、京都の芝1600mでデビュー。川田騎手を含め、ジョッキーは調整中。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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