【皐月賞】ルメール「サトノクラウンに乗れてとても嬉しい」

16日、日曜中山11レース・皐月賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、弥生賞1着のサトノクラウン(牡3、美浦・堀厩舎)は、C.ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.8-39.8-12.6秒をマークした。

【堀宣行調教師のコメント】
「前走後は、一旦ノーザンファームしがらきへ放牧に出しました。3月下旬に帰厩して、その後も青写真通り順調にきています。前走を使って、体も10キロくらい絞れていますし、シャープになっています。今日の追い切りの目的は、ジョッキーに感触を掴んでもらうことでした。併走から抜け出す状況を作って、抜け出した後の状態とゲートの感じを見てもらいましたが、ジョッキーと話してみても悪い話ではありませんでした。私から見ても、終いはしっかりハミを取っていましたし、抜け出してからのアクションも良かったです。

通常も1週前追い切りは強くやりますが、前走で直線抜け出した後にソラを使っていたので、そこは修正をしておかないとと思い先週の1週前追い切りもしっかりやりました。2歳の頃は馬体の成長が遅く、トモも左右でブレがあってその辺りが弱点になるかと思っていましたし、牧場にいる頃から我が強いタイプだったのでその辺りは注意していかないといけないと思っていました。まだ弱点はありますが、ゆったりしたローテーションでケア出来ていますし、大きな問題はありません。我は持っていますけど利口で人間の言うことに聞く耳を持っているので、これまで乗ったジョッキーは課題がないと言ってくれているのかもしれませんが、決して課題がないわけではありません。

前走は目的を達成しましたし良いレースだったと思いますが、抜け出して遊んだところは修正しないといけませんし、まだまだ良くなると思います。乗り手の指示をきくので、レース中に起きるいろんなことに対処できるのではないか、と思います。今日の追い切りでも馬としっかりコミュニケーションを取れていましたし、ルメール騎手への乗り替わりがマイナスになることはないと思います。以前にゲート再試験になった馬ですが、今は問題ありませんし枠も特に注文はないと思います」

【C.ルメール騎手のコメント】
「この馬に乗れて、とても嬉しいです。皐月賞ではおそらく1番人気になるでしょうし、良い機会だと思っています。今日の追い切りで、直線で速い脚を使ったときもバランスが完璧でした。それほど強くやりませんでしたが、ストライドが大きくアクションの品が良いです。実際に跨って、これまでのレースを見たイメージ通りでした。前走で切れ味が良いと思いましたが、今日の直線での伸びも良かったです。

脚が長くてハーツクライと同じような体型ですが、この馬の方がアクションがスムーズな感じがしました。良いペースになれば一番強い馬が勝てると思いますし、中山2000という舞台も特に難しさはありません。サトノクラウン、ドゥラメンテ、リアルスティールなどたくさん良い馬が出るので、ファンの皆さん日曜日は競馬場に来て応援してください」

サトノクラウン

サトノクラウン

▲パートナーを一気に突き放すサトノクラウン


サトノクラウン

サトノクラウン

堀厩舎2頭出しで狙うはワンツー・フィニッシュ
健闘を誓うC.ルメール騎手(右)とM.デムーロ騎手(左)