スクリーンヒーロー引退、種牡馬に

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08年ジャパンカップ(GI)などに優勝したスクリーンヒーローは、9日付で競走馬登録を抹消した事が発表された。
なお、同馬は北海道日高郡新ひだか町のレックススタッドにて種牡馬となる予定。

スクリーンヒーローは、祖母に87年のジャパンカップ3着。88年の安田記念2着など、活躍したダイナアクトレスがいる血統。
06年11月に、同馬の母、祖母も管理した美浦の矢野進厩舎からデビュー。デビュー当初は、ダート戦を中心に使われて2勝をマークして、3歳の春ごろから、芝路線に本格的に転向。

ラジオNIKKEI賞で14番人気ながら2着すると、同年のセントライト記念で3着。その後、休養。矢野調教師の定年により、鹿戸雄一厩舎への転厩を挟んで、翌年(08年)、夏に復帰戦の支笏湖特別を快勝するなど、軌道に乗り、秋のアルゼンチン共和国杯で初重賞制覇。 続くジャパンカップでは、デムーロ騎手騎乗のもと、9番人気の低評価を覆し、自身と管理する鹿戸雄一調教師、共に初となるGⅠ勝ちをおさめた。

その後は、体調面がすぐれず、成績が伴わない時期が続いたが、今年の秋の天皇賞で2着に奮闘。その次走、ジャパンカップ13着がラストランとなった。
馬主は吉田照哉氏。生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「銀幕のヒーロー」。獲得賞金は5億340.3万円(付加賞含む)。

スクリーンヒーロー
(牡5、美浦・鹿戸雄厩舎)
父:グラスワンダー
母:ランニングヒロイン
母父:サンデーサイレンス
近親:ダイナアクトレス
通算成績:23戦5勝
重賞勝利:
08年ジャパンカップ(G1)
08年アルゼンチン共和国杯(G2)