【京王杯SC】戸崎圭太&サクラゴスペル差し切り重賞V3!

5月16日(土)、2回東京7日目11Rで第60回京王杯スプリングC(G2)(芝1400m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の5番人気・サクラゴスペル(牡7、美浦・尾関厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:21.6(良)。

2着にはアタマ差で2番人気・ヴァンセンヌ(牡6、栗東・松永幹厩舎)、3着には半馬身差で7番人気・オメガヴェンデッタ(セ4、栗東・安田隆厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダイワマッジョーレ(牡6、栗東・矢作厩舎)は10着に敗れた。

ダンスアミーガ、オメガヴェンデッタと4枠の2頭が先行。外からショウナンアチーヴ、内からウインマーレライらが続き、好スタートを切ったサクラゴスペルは先行集団を見ながらの競馬。道中はかなり緩やかな流れで4コーナーを通過した。
直線では内でオメガヴェンデッタが粘るところへショウナンアチーヴやブレイズアトレイルが接近するが、それらをまとめてサクラゴスペルが差し切り優勝。道中は後方に待機していたヴァンセンヌがゴール寸前で猛追し2着に食い込んだ。人気のダイワマッジョーレは中団やや後ろからレースを進めたが、瞬発力勝負では分が悪かったか。

勝ったサクラゴスペルは前々走のオーシャンS勝利に続いて重賞3勝目をマーク。前走・高松宮記念こそ8着と敗れたが、昨年末からの復調ぶりは本物だ。また、戸崎騎手とのコンビで2戦2勝と好相性を示している。

馬主は株式会社さくらコマース、生産者は新ひだか町の山田牧場。馬名の意味由来は「冠名+福音、喜ばしい知らせ」。

1着 サクラゴスペル(戸崎圭騎手)
「接戦でしたが、よくモノにしてくれました。今日は折り合いを一番に気を付けました。位置取りはあまり前には行かないようにという感じでしたが、ゲートを出てから決めようと思っていました。折り合いがつけば爆発力がありますし、この前よりも更に成長した感じがありました。この前も重賞を勝ってくれましたし、馬が本当によく頑張ってくれます。今日もすごく強い競馬をしてくれましたし、本番も楽しみです」

2着 ヴァンセンヌ(福永騎手)
「この距離ですし、中途半端な競馬はしたくなかったので、後ろに下げました。馬群を上手く捌けましたが、ペースがペースだったので後ろからの馬には厳しかったですね。それでも差のないところまで来ていますし、馬が本格化してしっかりしてきました。今日の結果は残念ですが、本番が楽しみになる内容だったと思います」

3着 オメガヴェンデッタ(横山典騎手)
「返し馬でもそうでしたが、血統的に弱さがありますし、まだ頼りないところもありますね。それでも余計なことをしませんし、レースでは集中して走ってくれました。ペースが遅くなるのは分かっていたので、ハナに行ってもいいと思っていましたが、行く馬がいたので2番手に控えました。弱さのある現状でよく頑張っていますし、来年になれば更に楽しみです。距離は1400、1600くらいが良さそうです」

4着 ブレイズアトレイル(田中勝騎手)
「このスローペースでも理想的な形で運べましたし、これならと思いましたが、最後の最後でひと伸び足りませんでした」

5着 ダンスアミーガ(石橋脩騎手)
「メンバーを見ても他に行く馬がいなそうでしたし、行ければ行こうと思っていました。その通りにスローで楽に運べましたし、最後は牝馬らしい切れを見せてくれました」

6着 サトノルパン(ルメール騎手)
「いつもスタートは速くありませんからね。今日はペースが遅かったですし、直線でも入ろうとしたところのスペースが閉じてしまいました。スムーズなら勝てたのではないか、というくらいの手応えでした。重賞を勝てる力はありますよ」

7着 エールブリーズ(柴田大騎手)
「ペースが遅かったので、直線でみんながワッと動きますからね。シュッという脚を使えないので、スペースに入っていけませんでしたが、何とかこじ開けてきたという感じで伸びてくれました。よく頑張っていますよ」

10着 ダイワマッジョーレ(M.デムーロ騎手)
「今日はツイていませんでした。スタートが良くないのはいつものことですが、今日はペースも遅かったですし、内に行ったらスペースがありませんでした」

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サクラゴスペル
(牡7、美浦・尾関厩舎)
父:サクラプレジデント
母:サクラブルース
母父:Cure the Blues
通算成績:29戦9勝
重賞勝利:
15年京王杯スプリングC(G2)
13・15年オーシャンS(G3)

サクラゴスペル

サクラゴスペル

サクラゴスペル

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