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【オークス】キャットコイン「桜花賞のときよりも良い状態」
2015/5/20(水)
20日、日曜東京11レース・オークス(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。●前走、桜花賞7着のキャットコイン(牝3、美浦・二ノ宮厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F67.2-51.3-37.7-12.7秒をマークした。
【二ノ宮敬宇調教師のコメント】
「先週も少し速いところをやって意外と時計が出たので、今週はジョッキーに乗ってもらって流れのまま調整したいなと思っていました。調教をやればやるだけ時計は出てしまいますし、今日はそれほど速い時計はいらないと思っていたので、馬に負担がかからないように走りやすいポリトラックでやりました。追い切り後にジョッキーとは、前回よりもリラックスしていて手前も上手く替えられたのではないか、と話をしました。私から見ても、全身を使って走っている姿が良いかなと思いました。
速いところをやると食が細くなるのでそのことを考えながら調整していますが、前走よりも体は多少は増えているかなと思います。やはり厩舎でずっと調整をしていたので、出張先よりも少しは食べるようになってきましたからね。心肺機能は非常に優れている馬で、体を走れる状態にするのが調教だと思いますので、無理しないように調整をしたつもりです。
馬は非常に良い状態で、リフレッシュして走れる状態にあると思います。前走はああいう展開だったので後ろにいた馬は届かなかったわけですが、今度は東京で直線も長いですからね。ジョッキーも非常に乗りやすい馬だと言っていますので、長い距離でも大丈夫だと思っています。今までが切れ味を生かすレースをしていますし、そういう流れで良さが生きるんでしょうね。ジョッキーもそういう乗り方をすると思います」

【柴田善臣騎手のコメント】
「桜花賞のときは栗東で追い切りに乗りましたが、そのときはどこが悪いと言うわけではないものの少しトモに不安がありました。今回はそういうこともなく雰囲気が良く、スムーズに入っていけました。いつも角馬場や調教スタンド前を歩くときはパッと見、イレ込んでいるように見えるかもしれませんが、あれがこの馬のリズムですし平常心で歩いています。
今日の追い切りの全体時計は、予定していた通りの時計でした。直線の脚捌きも良く、乗っていて伸びも気持ち良かったです。馬自身も気持ち良く走れていました。前走は、仕方ありませんよ。それでも終いに脚を使ってくれましたし、改めてこの馬の能力を確認したようなレースではあったと思います。前走後も体が少し戻ったようですし、稽古の動きも良いです。桜花賞のときよりも良い状態で臨めそうですし期待しています。あとは、ペースが流れてほしい。それだけです」
●前走、フローラS2着のディアマイダーリン(牝3、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、6F85.1-68.7-53.9-39.6-13.1秒をマークした。
【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走はトライアルで頑張りを見せてくれました。結果は2着でしたが、オークスの出走権利を取れて良かったと思います。前走後は疲れを回復させるのに重点を置いて、今週に向けて調整してきました。1週前追い切りでは、この馬の感触を掴んでもらいたいと思ったので福永騎手に美浦まで来てもらいました。思ったよりも良い馬と言ってくれましたし、良い感触を掴んでくれたようです。今日の追い切りは先週とあまり変わらず、単走でメリハリをつける内容でやりました。手応え、動き共に良かったです。
前走も良い状態でしたが、今回もそれを維持しています。東京の馬場形態は得意にしていますし、2400も内心大丈夫ではないかと思っています。優れた心肺機能と、牡馬に負けないくらいの頑張りを見せてくれるところがこの馬の長所です。オークス出走が叶いましたし、あとはディアマイダーリンの力を存分に発揮できるように頑張って調整していきます」

●前走、桜花賞5着のノットフォーマル(牝3、美浦・中野栄厩舎)は、助手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F66.1-51.4-37.5-12.5秒をマークした。
【黛弘人騎手のコメント】
「桜花賞は、行く気で行きましたしスタートから出していったつもりです。2番手でも折り合いはついていましたし、馬の勢いを殺さずに良いリズムで走らせることが出来ました。最後まで頑張ってくれましたね。
今日の追い切りは、オーバーワークにならなくて良かったです。馬体重などの仕上げに関しては、厩舎サイドに任せています。ムキになって走るタイプではないので2400は良いかと思いますし、もってほしいですね。どういうレースをするかは先生と相談していきますが、前半から気を乗せていった方が良いタイプなので、そこは気を付けたいです」

▲黛親子での併せ馬となったノットフォーマル(中)
●前走、桜花賞17着のトーセンラーク(牝3、美浦・菅原厩舎)は、江田照男騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.6-52.3-38.9-12.7秒をマークした。
【江田照男騎手のコメント】
「先週の追い切りでも仕掛けたときの反応が良かったですし、乗った感触は良いですよ。今日の追い切りは少し仕掛けて終いの反応を見る感じでしたが、状態は良さそうです。この距離のレースを使っていないので分かりませんが、折り合いはつくと思いますし乗りづらい感じはなさそうです。2400という距離はプラス材料ではないので、それをどう補うかですね。
これまでのレースを見れば馬のことはよく分かりますし、課題をどうクリアしていくか作戦を考えます」

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