【POG】ロードクエストが鮮やか差し切りV…東京新馬

6月7日(日)、3回東京2日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の6番人気・ロードクエスト(牡2、美浦・小島茂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.7(良)。

2着には2馬身差で5番人気・ブレイブスマッシュ(牡2、美浦・小笠倫厩舎)、3着には2馬身半差で8番人気・シトロン(牝2、美浦・田中清厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたスターオブペルシャ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)は4着に敗れた。

人気の一角ダノンサーガが大きく出遅れる波乱の展開。好スタートを決めて先手を奪ったのはシトロン。これにグリマープリンセス、パームハート、ブレイブスマッシュ、カトルラポールが続く。断然の人気を集めたスターオブペルシャは後方5番手の位置。
比較的緩い流れのまま直線に向き、先行勢が押し切りを図る所に、スタートがひと息だったロードクエストが大外から強襲。新馬としては出色の上がり33.2秒で差し切り勝ち。1人気スターオブペルシャは良い手応えで直線に向くも追い出されてからの伸びがひと息で4着。

勝ったロードクエストは、2008年の有馬記念を制したマツリダゴッホの3世代目の産駒。近親、兄弟を通じて中央場所での初勝利となった。馬主は株式会社ロードホースクラブ、生産者は様似町の様似堀牧場。馬名の意味由来は「冠名+探求」。

1着 ロードクエスト(M・デムーロ騎手)
「強いね。追い切りに跨ったときの感触も良かった。スタートで遅れてしまったけど、手応えは良かったし、直線はすごい脚を使った。距離は、もう少し長くてもやれるよ」

(小島茂之調教師)
「良い意味で予定どおりの結果になりましたね。これでもスタートは思っていたよりは良かったほうです。次走は未定ですが、馬主さんと相談してからですね。きょうの競馬なら(時計の速い)新潟でも大丈夫じゃないか、という話でしたが。いずれにしても上がりの雰囲気は、フーフーいっていましたし、ひと息入れてあげたほうが良さそうですね」

2着 ブレイブスマッシュ(菅原隆騎手)
「競馬で怖がるようなところは見られませんでしたし、これくらいの位置で競馬できたことは良かったですね。きょうは勝ち馬の切れ味が凄かったですが、もう少し追い出しを待っても良かったと思います。それでも凄く能力のある馬。次はもっと成長した姿をみせてくれると思います」

3着 シトロン(嘉藤騎手)
「がんばりました。スタートの良さを生かせましたね。うまくペースを落とせました。好仕上がりでしたが、まだ良くなります」

4着 スターオブペルシャ(北村宏騎手)
「レース前の雰囲気は良かったです。1番枠だったので慎重に出していきましたが、いざ、追い出すと、調教の時とは違い浮いた感じの走りでした。
初めての競馬に気を使っていましたね。息づかいも悪くないですし、仕上げも目一杯ではありません。これから競馬を覚えてくれればと思いますし、次は変わってくれるのではないでしょうか」

5着 カリスマフォンテン(田辺騎手)
「まだ手応えはいまひとつ。でも、芝の走りは悪くありません。もう少し距離があってもいいでしょう」

6着 グランセブルス(福永騎手)
「ゲート内で大人しすぎるくらい。もっと前で競馬をしたかった。直線はじわじわ伸びているよ。稽古の感触からダート適性が高そうだし、芝ならば長めの距離がいい」

8着 ハートイズハート(田中勝騎手)
「怖がって走っていた。力んでしまったよ」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

ロードクエスト
(牡2、美浦・小島茂厩舎)
父:マツリダゴッホ
母:マツリダワルツ
母父:チーフベアハート

ロードクエスト

ロードクエスト

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