【POG】日曜阪神新馬・トレセン直送トーク

●6月14日(日) 3回阪神4日目5R 2歳新馬(芝1200m)

5枠5番ルミナスエレメント(牡2、栗東・安田隆厩舎)は5勝を挙げた母、4勝を挙げ現役準オープンで活躍中の兄ルミナスウイングも所属する厩舎ゆかりの血統で、近親にはロジユニヴァース、ランフォルセ、ノーザンリバーといった活躍馬も出ている活気ある良血。

「追い切りに乗ったジョッキーは『跳びが大きい』と言ってました。ゲートも普通に出てくれるし、体もうまく仕上がってきました。距離が延びて良さそうですが、気性は前向きですからね。初戦から楽しみですね」と安田隆行調教師の期待も大きい。

ルミナスエレメントと人気を二分しそうなのがお隣6枠6番に入ったタガノヴィアーレ(牝2、栗東・鈴木孝厩舎)。3週連続してCWコースでビッシリと一杯に追われ水準以上の動きと時計をマーク。

「当初は土曜の予定だったけど、相手関係をみて日曜に変更した。まだ自分から進んで行こうとする感じじゃないけど、新馬のペースなら十分についていけるんじゃないの。仕上がりもいいし、いいスタートを切りたいね」と鈴木孝志調教師は見通しを語る。新馬戦絶好調・和田竜二騎手の手綱捌きにも注目だ。

1枠1番のシゲルサワラ(牡2、栗東・柴田光厩舎)は売り出し中のルーキー加藤祥太騎手騎乗で最内枠と51キロの斤量は大きな魅力。

柴田光陽調教師は「入厩当初はなかなか調教で動かなくてね。その分、ビシビシとやってきたんだ。今週の坂路で54秒台。今の2歳でこの時計なら合格点じゃないかな。少し怖がりなとこもあるけど、スタートはいいからね。もまれずに運びたい」とニヤリ。先手必勝で新馬勝ちを狙う。

紙上の印は薄いようだが、シッカリと乗り込みを積んでデビューを迎えるクインダム(牝2、栗東・目野厩舎)も侮れない存在。父クロフネ、母の父アグネスタキオンともに早めから動ける血統背景でもある。

「牝馬ですが、攻め馬を積んでもカイ食いが落ちないです。その分、しっかり乗り込めましたよ。前向きな性格をしてるし、そこそこスピードもありそう。悪い競馬はしないと思いますよ」と仲本調教助手の評価も上々。仕上がりの良さで一発を目論んでいる。