【宝塚記念】今年重賞3勝ラブリーデイを筆頭に3頭で挑む池江寿厩舎

24日、日曜阪神11レース・宝塚記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、鳴尾記念1着のラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背にCWで終い一杯に追われて4F54.2-40.0-12.5秒をマークした。

現在調教師リーディング2位と好調な池江泰寿調教師。この宝塚記念には3頭が出走。今年重賞3勝と最も勢いのあるこの馬について「中2週なのでサッと単走でやりました。まずまずの動きでしたね。今年は重賞3勝。状態の良さ、硬い馬場で走れたりと上手く噛み合ってくれました。天皇賞はあんなに早く後ろからこられるとは考えてなかったし、馬がヤメたところもある。ここもスムーズな競馬をしてほしいね」とコメント。春の天皇賞は負けたとはいえゴールドシップから0秒5差と巻き返す可能性は十分。約1年ぶりとなる川田騎手とのコンビにも注目したい。

ラブリーデイ

ラブリーデイ

▲今年重賞3勝と充実一途のラブリーデイ


前走、豪・クイーンエリザベスS5着のトーセンスターダム(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、助手が騎乗してCWコースで強めに仕掛けられると力強いフットワークで駆け抜け、タイムは4F55.3-41.3-12.6秒。

先のオーストラリア遠征では2、5着と好走。「海外遠征から戻った当初は少し馬体がガレて見えたけど、今は大丈夫。今週の動きも悪くなかったし、ここを目標に順調にこられましたよ。以前はコーナーが多いとやめてるところがあったけど、前走ではジョッキーも闘争心を出していたと言っていた。精神面がタフになってきた感じですね」と師は成長した愛馬を称える。乗り慣れた武豊騎手がどんな手綱捌きを見せるかも楽しみだ。

トーセンスターダム

▲オーストラリアでも好走したトーセンスターダム


前走、目黒記念(G2)15着のオーシャンブルー(牡7、栗東・池江寿厩舎)は、CWコースで松山弘平騎手が騎乗。古馬500万クラスのマハロチケットに胸を貸し、4F54.2-40.0-12.0秒を馬なりでマーク。

「1Fで併せてゴールを過ぎてからしっかり動かしました。反応も良かったですよ。レースでは途中でヤメてしまう面があると聞いていますが、追い切りではそんなことを見せなかった。競馬でもスムーズに走らせたいですね」と3度目の騎乗に鞍上は意欲満々。2年前の有馬記念では10番人気ながら2着と波乱を演出するも、近走は続けて2桁着順と低迷。何とか変わり身を見せたいところだ。

オーシャンブルー

▲一昨年の有馬記念2着の意地を見せたいオーシャンブルー(内)