【POG】土曜中京新馬・トレセン直送トーク

●7月4日(土) 3回中京1日目5R 2歳新馬(芝1400m)

兄が北九州記念を勝ったツルマルレオン。手綱をとる小牧太騎手が付きっ切りで仕上げ、「楽しみ」と期待を込めるのは6枠8番のシュウジ(牡2、栗東・橋口弘厩舎)。坂路での軽快な動きが光っている。

「素直な気性だし、兄と似ていいスピードがあるよ。先週の坂路は小牧クンが乗って51秒4で動けてましたからね。ゲートも水準ぐらいには出てくれますよ」と橋口弘次郎調教師も期待大の様子。攻め通りなら好勝負になるはずだ。

先週の宝塚記念をラブリーデイで制して気分良く開催替わりを迎える川田将雅騎手騎乗のクライシス(牡2、栗東・鮫島厩舎)は最内の1枠1番からデビュー。

寺井調教助手は「素軽い走りをする馬だぞ。中間のCWで6F83秒台。それなりの時計も出してるからな。気性的にも初戦から走れそうなタイプ」と分析。開幕週の好枠を生かしてデビューVとなるか。

8枠12番レッドカーペット(牡2、栗東・高野厩舎)は先々週の新馬戦を取り消して仕切り直しとなる一戦。最終追い切りでは素軽いフットワークを披露した。

「顔部のフレグモーネで枠順発表前に取り消しましたが、回復が思ったより早かったし、追い切りの動きも問題ありませんね。乗り込みは十分ですし、性格的にも初戦向きだと思いますよ」と高野友和調教師は一頓挫の不安を一蹴。アクシデントで馬券的な旨味は増したかもしれない。

西のリーディングジョッキー・福永祐一騎手を背にする5枠6番ファビラスヒーロー(牡2、栗東・野中厩舎)は最終追い切りで同じ2歳新馬を相手にシッカリと先着。

野中賢二調教師は「攻め時計は出ているし、走る雰囲気はあるけど、まだ子供っぽいところがある。調教でも気持ちが入ってる時とそうでない時の落差が大きいんだ。集中力を保って走ってくれれば」と不安を口にするも、実戦で攻めの良さが生きれば初戦から侮れない存在となりそう。

7枠10番レンベルガー(牡2、栗東・牧田厩舎)はこの世代がデビューとなる2009年の皐月賞馬アンライバルド産駒。

「ひと追い毎に動きも良くなってるし、教えたことをちゃんと次でクリアしてくれてる。小柄な馬で仕上がりもいいし、初戦から動けそう」と宇田調教助手もマズマズの手応え。産駒2頭目の勝ち上がりを目指す。