差し脚炸裂! ロワジャルダンが連勝でOP入り…安達太良S

7月18日(土)、2回福島5日目11Rで安達太良S(ダ1700m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の2番人気・ロワジャルダン(牡4、美浦・戸田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:43.7(稍重)。

2着にはクビ差で8番人気・イースターパレード(セ6、栗東・平田厩舎)、3着には3馬身半差で1番人気・クライスマイル(牡4、美浦・大和田厩舎)が続いて入線した。

スタンド正面からのスタート。押して前を主張する馬はなく、各馬が様子を窺いながら1コーナーへ入り、押し出されるようにセイカフォルトゥナがハナの形に。間隔を空けずにトミケンユークアイ、コアレスキング、イースターパレードと続く。
直線に入り、最終コーナーを手応え良く上がってきたロワジャルダンが先に抜け出したイースターパレードを捕らえると、そのまま追いすがるイースターパレードを振り切って優勝。人気のクライスマイルは後方から追い上げるも3着まで。

勝ったロワジャルダンは、近親に皐月賞馬キャプテントゥーレがいる血統で、3歳時にはオープン特別の伏竜Sでクビ差2着がある実力馬。ダートでは掲示板を外したことがない安定した走りが持ち味で昇級後の走りも注目される。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「王の庭(仏)」。

1着 ロワジャルダン(横山典騎手)
「兄に乗っていたことが生かせたよ。ゴールデンチケットとそっくりだね。まだ体は良化途上。勝負どころで反応が鈍くなるあたりは、緩さがあるから。最後にもうひと踏ん張りできるよう、おつりを残して4コーナーを回った。よくがんばったよ。この調子で伸びてくれれば」

(戸田博文調教師)
「前走は初コースが心配でしたが、ここでも通用する能力を感じ取れましたし、きょうのほうがレースは楽でした。安心して観ていられましたね。骨折による休養があり、コンスタントに使えなかった馬。まだ良くなりますし、いずれ大きなところを狙えると思います。オープン入りできましたので、ここでひと息入れます。競馬場から直接、山元トレセンヘ移動させ、秋に備えたい。東京あたりでいいレースを選択したいと思います」

2着 イースターパレード(津村騎手)
「3コーナーから渋くなる特徴を考え、早めに動かしていきました。でも、いい目標になりましたね。差し返す脚は見せていますし、思ったより乗りやすかったですよ」

3着 クライスマイル(田辺騎手)
「馬場が渋り、時計が速くなりました。向正面でもう少し前目に付けたですね。ゲートと右回りが課題だと思っていましたが、よくがんばったと思います」

4着 タガノビリーヴィン(田中勝騎手)
「いい感じで付いていけた。最後までがんばっているんだけどね。もう少し流れが向いてくれたら」

5着 セイカフォルトゥナ(石橋脩騎手)
「ハナに立てれば、ペースを落とさないで行こうと思っていました。直線で苦しくなりながら、最後まで一生懸命に走っています」

6着 トミケンユークアイ(蛯名騎手)
「昇級緒戦だったから。前が止まらない馬場になったしね。まだ慣れが必要だよ」

安達太良Sの結果・払戻金はコチラ⇒

ロワジャルダン
(牡4、美浦・戸田厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アグネスショコラ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:9戦5勝

ロワジャルダン

ロワジャルダン

ロワジャルダン


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