【函館記念】ダービーフィズ 初コンビ岩田と魅せた悲願の重賞初V

7月19日(日)、2回函館4日目11Rで第51回函館記念(G3)(芝2000m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の3番人気・ダービーフィズ(牡5、美浦・小島太厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.1(良)。

2着にはアタマ差で10番人気・ハギノハイブリッド(牡4、栗東・松田国厩舎)、3着には3馬身半差で7番人気・ヤマカツエース(牡3、栗東・池添兼厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエアソミュール(牡6、栗東・角居厩舎)は4着に敗れた。

1週目スタンド前では各馬が様子を窺いながらの先行争い。外枠からマイネルミラノがハナを奪うと後続をやや離しての逃げを打つ。2番手にはヤマカツエース、サトノプライマシーが位置取り、更に間隔が空いてエックスマーク、ハギノハイブリッド、ホーカーテンペストと続く。デウスウルトは中団、エアソミュールは後方から5頭目でレースを進める。
最終コーナーで先頭集団と後続との差は5馬身。逃げたマイネルミラノを交わして先にハギノハイブリッドが抜け出しをはかり、続くようにダービーフィズが追う。ラスト1Fでハギノハイブリッドとダービーフィズの叩き合いとなり、アタマ差でダービーフィズに軍配。好位から粘りを見せた唯一の3歳馬ヤマカツエースが3着。エアソミュールは差し脚届かず4着。JRA全10場制覇で注目された川田騎手騎乗のデウスウルトは見せ場なく11着に敗れた。

勝ったダービーフィズは岩田騎手との初コンビで悲願の重賞初勝利。3歳時にセントライトS2着の実績があり、姉にクイーンSを勝ったアプリコットフィズ、近親にブエナビスタ、マンハッタンカフェといったG1馬がいる母系から期待の大きかった馬だが、この重賞制覇を機に更なる活躍が期待される。
馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「カクテル名」。

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ダービーフィズ
(牡5、美浦・小島太厩舎)
父:ジャングルポケット
母:マンハッタンフィズ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:25戦5勝
重賞勝利:
15年函館記念(G3)

ダービーフィズ

ダービーフィズ

ダービーフィズ

ダービーフィズ

プレゼンターを務めた尾上松也さんと岩田騎手


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