【関屋記念】夏は牝馬・カフェブリリアント「ここでも力負けしない」

12日、日曜新潟11レース・関屋記念(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ヴィクトリアM5着のカフェブリリアント(牝5、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-54.1-39.9-12.7秒をマークした。

【橋本助手のコメント】
「先週の追い切りでいくらか反応の鈍さが感じられましたし、今日は全体時計は遅目でも終いはシャープに動かせようという指示でした。先週よりも直線の動きがスムーズでしたし、絶好調とまではいかないまでもまずまず態勢は整いました。牝馬なので牡馬の大型馬のように夏負けはしませんし、普段からあまり加減せずに乗り込んできています。新潟は相性が良いですが、直線が長くて急坂がないという条件が合っているんだろうと思います。

転厩前は短距離で前に行く競馬をしていて、転厩後は距離を延ばして溜める競馬と、極端なレースしか出来ませんでしたが、最近はレース振りに幅が出てきました。年を重ねて気性的に落ち着きが出てきたことが成績に繋がっていると思います。前走で上位にきた馬がその後も頑張っていますし、今回は牡馬相手になりますが、ここでも力負けしないのではないかと思っています」

カフェブリリアント

▲牝馬らしい切れを武器に牡馬へ挑むカフェブリリアント


カフェブリリアント


前走、安田記念13着のサトノギャラント(牡6、美浦・藤沢和厩舎)は、柴山雄一騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.5-39.7-25.5-12.7秒をマークした。

【柴山雄一騎手のコメント】
「前走はスタートが良くなくて1頭で追走する形になってしまい、気持ちが走る方に向きませんでした。厩舎サイドの話では、この中間も順調にきているようです。今日の追い切りは残り1ハロンだけ前の馬に併せましたが、最後の手応えもラクでしたし良い動きでした。状態は良さそうです。

左回りのマイルは合っていますし、終いに良い脚を使えるので平坦、硬い馬場で瞬発力勝負になりやすい新潟には良いイメージを持っています。2走前の谷川岳Sの時のように、良い脚を使って差せるように頑張りたいです」

サトノギャラント


前走、マイラーズC6着のシャイニープリンス(牡5、美浦・栗田博厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.6-54.3-39.7-13.3秒をマークした。

【栗田博憲調教師のコメント】
「前走後から少し間隔があいていますが、大体この辺りから使い出そうと思っていました。先週ある程度やっていますし、今日はサラッとやりました。まずまずの動きでしたね。崩れずに走っていますし、今回も脚の使いどころひとつだと思っています」

シャイニープリンス

▲久々も好仕上がりのシャイニープリンス(左)