国枝栄調教師・有馬記念共同インタビュー

トピックス


‐:マツリダゴッホマイネルキッツについて国枝調教師にお聞きします。2頭の追い切りを終えての状態を教えてください。

国:ここに至るまで、極めて順調に来ているなという風に思います。

‐:まず、マツリダゴッホですが、単走という形になりましたが。

国:やれば動くので、リズム良く走らせるには、ここのところ単走という形にしています。

‐:時計の面ではいかがでしょう。

国:今日は、ダートコースで65秒くらいのところで良いなと思っていましたが、その予定通りに行ったと思います。

‐:最近はポリトラック中心でしたが、今日はダートコースを使用されました。

国:昨日今日とだいぶ冷え込んで、霜が降りているような状況ですからね。一番乗りなのでダートコースの方が空いているし、前はダートでやっていましたから「じゃあダートで行こうか」という事にしました。

‐:マイネルキッツは併せる形でした。

国:こちらの方はどちらかと言えば、相手がいた方が走るので、前の馬を追いかけて外に併せる形にしました。良い動きでしたね。

‐:先週「ちょっと落ち着きすぎている」というコメントがありましたが、この一週間での変化はいかがでしょうか。

国:特に変化らしい変化はありませんね。

‐:この2頭で臨む有馬記念は、非常に楽しみな面が多いと思います。

国:そうですね。特にゴッホに関してはこれで最後になりますし、中山も得意にしていますから何とか有終の美を飾って欲しいですね。キッツも日経賞で2着に来ていますし、チャンスはあるんじゃないかなと思います。

‐:今回のメンバーを見て、他馬との力関係はどのようにお考えになられますか?

国:まあ、何とも言えないですけどね。どちらも自分の競馬が出来ればチャンスはあるんじゃないかと思います。

‐:マツリダゴッホに関して「こういう乗り方をして欲しい」というお考えはありますか?

国:一番は一昨年の勝った時のようなレースですよね。去年に関して言えば、後手に回って競馬が出来なかったというか、負けるパターンだったなと思っています。やっぱり勝負になるには、好位で流れて3分3厘から動くという形じゃないかと思います。

‐:マイネルキッツに関しては、今回ジョッキーも替わりますが、その辺も含めて教えてください。

国:やはりベストパフォーマンスは天皇賞春ですよね。今朝、皇成君に乗ってもらって動きは軽かったなと思いました。やはりスタートをしての位置取りが重要だなと思います。この馬も好位で流れて、コースロスなく来て終い粘れれば。あまり外を回るような展開は良くないのではないかと思いますので、馬ごみも気にしない馬だし、上手くコーナーリングをして欲しいなと思います。

‐:最後に抱負をお願いします。

国:やはり一年の最後ですし、2頭に頑張ってもらって、競馬が盛り上がってくれればと思います。

‐:ありがとうございました。