【新潟記念】7歳にして充実ダコール「天皇賞につながる競馬を」

2日、日曜新潟11レース・新潟記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ダコール(牡7、栗東・中竹厩舎)は、小牧太騎手を鞍上に坂路で一杯に追われ、4F52.4-38.6-25.8-13.4秒をマーク。ラストは少し時計を要したものの、シッカリとした脚色で52.4秒は上々の時計。力を出せる状態に仕上がっている。

前走の新潟大賞典で悲願の重賞初制覇。前走後は秋の天皇賞から逆算して、ここを目標に入念に乗られてきた。中竹和也調教師は「先週は少し硬い感じもしたけど、けさはバネの利いたこの馬本来の走りになってた。うん、ここまでは計算通りにきてるね」と一安心の表情。今回は58キロのトップハンデを課されることとなったが、2走前の福島民報杯で2着と結果を残しており、師も「トップハンデ(58キロ)だけど、前走勝ちでおそらく背負うだろうと思っていたから。それに斤量でどうこうなるようなタイプでもないしね」と全く気にする素振りはない。

「あとは良馬場で走らせたいな。そう、天皇賞につながる競馬をしてほしい」と締めくくったが、今年は一戦毎に着順を上げ、7歳にして充実期を迎えている。ここを楽に突破するようなら、G1戦線でも面白い存在となってきそうだ。