古豪・マズルブラストが復活/報知オールスターカップ【南関東】

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2010年1月3日(日)に川崎競馬場で行わた南関東重賞新年第1弾のレースSⅢ・第46回 報知オールスターカップ(4歳上、南関東、別定、左ダート2100m)は、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気・マズルブラストが優勝。勝ちタイムは2:14.9(良)。

2着には1/2馬身差で8番人気・グランシュヴァリエ(牡5、高知・雑賀正厩舎、赤岡修騎手)、3着には2番人気・ライジングウェーブ(牡7、船橋・岡林光厩舎、酒井忍騎手)。1番人気に推されたマルヨフェニックス(牡6、笠松・柴田高厩舎、尾島徹騎手)は8着に終わった。

レースはシスターエレキングが逃げ、マズルブラスト、グランシュヴァリエらが追いかける展開。3コーナー手前で一気にレースが動き、直線入り口では、グランシュヴァリエが早めに抜け出したが、内の空いたスペースにマズルブラストが入り込み、3頭の叩き合いをしぶとく制し、ゴールイン。なお、人気を集めたマルヨフェニックスは、3コーナー辺りから押し上げたが、直線、伸びるところなく失速した。

勝ったマズルブラストは、近親に昨年のJRA・アーリントンC2着のマイネルエルフらがいる血統。
04年11月にデビュー勝ち。3歳時には、東京ダービーでシーチャリオットの3着など、早い段階から頭角を現していたが、4歳時の06年に東京記念勝ち。そして、続く07年も大井記念を制するなど、南関東長距離戦線でトップクラスの実績を残していたが、この勝利が2年7か月振りの重賞制覇となった。
馬主は吉田照哉氏。生産者は千歳の社台ファーム。

【戸崎圭太騎手のコメント】
「休養から帰ってきてから、すごく充実した形でレースをしていましたし、(明け8歳でも)まだまだ元気だと思います。(自身について)まだまだ始まったばかりですし、一つ一つしっかり乗ってゆきたいと思います。皆さんの応援が力になります。これからも応援よろしくお願い致します!」

【川島正行調教師のコメント】
「お正月に重賞を勝たせて貰って嬉しいですね。スタッフが一生懸命やってくれた結果だと思います。戸崎君には砂をかぶると嫌がるところがあるので『4コーナー辺りでは、外に出ろよ』と言っておいたんですがね、出られないで、外からライジングウェーブが来たところを内が空いたところに割っていったんですけれどね。道中内でジッとしていた分、58キロであっても、最後伸びたんじゃないかと思います。本当は金盃という考えだったんですが、(勝って)川崎記念の出走権を頂いたので、出さなくちゃいけないんじゃないかと思ってます。」

マズルブラスト
(牡8、船橋・川島正厩舎)
父:ホワイトマズル
母:セーヌリバー
母父:ノーリュート
近親:マイネルエルフ
通算成績:42戦12勝
その他の重賞勝ち:
07年大井記念
06年東京記念



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