【デイリー杯2歳S】母子G1制覇へ視界良好 エアスピネルが2連勝!

11月14日(土)、5回京都3日目11Rで第50回デイリー杯2歳S(G2)(芝1600m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の2番人気・エアスピネル(牡2、栗東・笹田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.9(稍重)。

2着には3馬身半差で1番人気・シュウジ(牡2、栗東・橋口弘厩舎)、3着には半馬身差で7番人気・ノーブルマーズ(牡2、栗東・宮本厩舎)が続いて入線した。

デビューから3連勝中の大外シュウジが好スタート。やや外へ膨れながらもスピードの違いでハナを切る。ノーブルマーズ、クラウンドジャックと続き、4頭並んだ好位の外をエアスピネルが追走。リッチーリッチーは中団に構え、中盤でペースが落ちると、後方2番手にいたラハトケレブがインからポジションを上げ、坂の下りでは馬群が凝縮する。
快調に逃げるシュウジがコーナーワークで差を広げて直線を向くが、馬場の真ん中を楽な手応えのエアスピネルが一気に伸びて、並ぶ間もなくシュウジを交わすと一気に3馬身半の差を付けてデビューから2連勝。人気を分け合った2頭のワンツーとなった。

勝ったエアスピネルは母が秋華賞馬エアメサイア、祖母がオークス2着のエアデジャヴーで、おじにアメリカJCCを勝ち、9歳まで息の長い活躍を続けたエアシェイディがいる良血馬。9月のデビュー戦でも非凡な末脚を見せていたが、休養を挟んでさらにスケールアップ。来春のクラシック戦線が非常に楽しみとなる鮮やかな連勝劇となった。
馬主は株式会社ラッキーフィールド、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+タイに伝わる伝説の竜の形をした馬」。

デイリー杯2歳Sの結果・払戻金はコチラ⇒

エアスピネル
(牡2、栗東・笹田厩舎)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
通算成績:2戦2勝
重賞勝利:
15年デイリー杯2歳S(G2)

エアスピネル

エアスピネル

エアスピネル

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。