【京都牝馬S】軌道に乗ったリーサルウェポン「調子を上げてきてる」

17日、土曜京都11レース・京都牝馬S(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走、格上挑戦した愛知杯で2着に入ったリーサルウェポン(牝5、栗東・荒川厩舎)は、助手を背にCWコースで4Fの単走追い。直線を向いて鞍上がゴーサインを出すと鋭い反応を見せて49.5-37.3-12.9秒のタイムでゴールを駆け抜けた。

デビューから21戦して、2着が8回と堅実な反面、500万クラスもなかなか勝てなかった馬だが、昨年10月に2度目の500万勝ちを果たすと、1000万クラスをわずか2戦で突破。準オープンの身で臨んだ前走の愛知杯も勝ったバウンスシャッセから0.2秒差の2着と一気にオープン入りを果たした。目下の充実ぶりに佐藤調教助手も「普段からテンションが高いし、これだけ使い込んでいるのに、逆に調子を上げてきてる感じなんですよ。ええ、体調面は安定していますよ」と目を細める。

「距離自体は問題ありませんが、前走から一気に短くなる。そこにうまく対応してきて欲しいですね」と、今回は2000mから3Fの距離短縮をポイントに挙げるが、1400mにも勝鞍があり、力を付けた今なら更に切れが増す可能性も秘めている。コンビを組むアイルランドの若武者S.フォーリー騎手がどう決め手を引き出すかも見ものとなる。