【フェブラリーS】新ダート王はモーニン!レコードタイム記録の完勝!

2月21日(日)、1回東京8日目11Rで第33回フェブラリーS(G1)(ダ1600m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気・モーニン(牡4、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.0(重)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・ノンコノユメ(牡4、美浦・加藤征厩舎)、3着にはアタマ差で7番人気・アスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)が続いて入線した。

ダッシュよくコーリンベリーが先手をとり、スーサンジョイが2番手に。モンドクラッセやタガノトネールもこの集団に取り付き、これらを見る位置でコパノリッキー、ロワジャルダンがレースを進める。モーニンとベストウォーリアの同じ勝負服2頭が中団やや前目につけ、アスカノロマンは今日は11番手から。ノンコノユメはいつも通りの後方追走。早くからルメール騎手の手が動く。
直線に入るとタガノトネールが手応え良く先頭に立つ。内ではスーサンジョイが抵抗、外からは道中少しずつポジションを上げたモーニンが早くも並びかけ、その更に外からロワジャルダンも脚を伸ばす。ノンコノユメはなかなか前との差が詰まらずまだ中団。残り200mを切ったところでタガノトネールが脱落し、単独先頭に躍り出たモーニンが一気にリードを広げる。2番手にロワジャルダンが上がるが、その外からベストウォーリアとアスカノロマンが追い上げてここは混戦。更にその外から、ようやくいつものような末脚でノンコノユメが一気に追い込んで2番手まで浮上するも、前を行くモーニンとの差は詰まることなくゴールとなった。

勝ったモーニンは昨年5月のデビュー戦から破竹の4連勝でオープン入り。5戦目の武蔵野Sでは3着と敗れたものの、今年初戦となった根岸Sを快勝しここに駒を進めてきた。ダート戦では史上最速となるキャリア7戦目でのG1初挑戦で戴冠を果たした。走破タイムの1:34.0は14年にトロワボヌールが記録したレコードタイムを0.1秒更新するコースレコード。接戦となった2着争いに1馬身以上の決定的な差をつけての勝利で、名実共に新たなダート王として君臨していくこととなる。
馬主は馬場幸夫氏、生産者は米のEmpireEquines,LLC。馬名の意味由来は「ジャズの曲名」。

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モーニン
(牡4、栗東・石坂厩舎)
父:Henny Hughes
母:Giggly
母父:Distorted Humor
通算成績:7戦6勝
重賞勝利:
16年フェブラリーS(G1)
16年根岸S(G3)

モーニン

モーニン

モーニン

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