1/16(土)の中山競馬場

トピックス

●「馬小屋日記」でおなじみ濱田光正氏の弟子、清水久詞調教師が管理するアグネススペクトルが新馬勝ち。

ダート1200mで行われた第4レースの新馬戦で、柴田善臣騎手騎乗のアグネススペクトルが豪快な差し切り勝ちをおさめた。

「こちらが思っていた以上に加速が良かった」と管理する清水久師は顔をほころばせた。
「気性がおっとりしていて、稽古を強くしても特に問題ないので、ハードなメニューを消化できました。今週は変則開催があったため、月曜日にキッチリとやって、あとは輸送もあるので調整程度にしました。細いかな、とも思いましたが良い仕上がりでした」
好仕上がりを生かして、2着馬に5馬身差をつける圧勝劇。
気になる今後に関して清水久師は
「ジョッキーからも褒め言葉をいただきました。今回が良い内容でしたし、今後もダートの短距離路線を考えています」と語った。

続く第5レースの新馬戦は、柴田善臣騎手が騎乗したロジサイレンスがデビュー勝ち。
勝ちタイムは2.06.6(芝2000m)。
第4レースに続いての連勝をおさめた柴田善騎手は「道中は折り合いもついて、しっかりとした走りでした。追い出してからの反応も余裕がありました。なかなか良いと思います」とコメント。
こちらも今後が楽しみだ。

横山典弘騎手がメインレースを含む1日3勝をあげ、存在感を見せつけた。

メインレースのニューイヤーステークスではレッドスパーダに騎乗して、1番人気エーシンフォワードの猛追をクビ差凌ぎきった。
レース後、横山典騎手は「着差以上に強い内容でした。今後も順調に行ってほしいです」とコメント。
09年NHKマイルCで2着に入った素質馬の復帰に喜びをあらわした。

第9レースの初凪賞で見事な差し切り勝ちを決めたユノゾフィーも今後が楽しみな一頭。
「今日は良かったですね。教えてきた事が身になってきています。でもまだまだ荒削りなところもあるし、これからの馬ですよ」と、横山典騎手のコメントからも、伸びしろがありそうで、クラスが上がっても注目していきたい。

●09年地方競馬リーディングの戸崎圭太騎手が、今年のJRA初勝利を飾った。

最終第12レースで5番人気のミヤビリュウオーに騎乗。
レース序盤は後方に位置し徐々にポジションを上げ、最後の直線で力強く抜け出した。
「フワッと出してゆっくり行きましたけど、スローペースになりそうだと思って早めに動いていこうと思いました。実際ペースも遅くて展開がハマッた感じです。折り合いも大丈夫ですし、後ろからの競馬も板についてきていますね。新馬勝ちをしているだけあって良い馬です」と、2010年のJRA初白星をプレゼントしてくれたパートナーを称えた。

次走注目したいのは、第10レース初富士ステークスの勝ち馬モエレビクトリー
昨年の暮れから500万、1000万、そして今回の準オープンと瞬く間に勝ち上がって来た同馬だが、主戦の的場勇人騎手は「京成杯3着の時の方が状態が良かったんじゃないかと思います」と語る。まだ成長の余地がありそうで、オープンに入っても好勝負が期待出来る。