【高松宮記念】春の最速王はビッグアーサー!G1の大舞台で重賞初V!

3月27日(日)、2回中京6日目11Rで第46回高松宮記念(G1)(芝1200m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の1番人気・ビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)が優勝。勝ちタイムはレコードタイムの1:06.7(良)。

2着には3/4馬身差で2番人気・ミッキーアイル(牡5、栗東・音無厩舎)、3着には1馬身3/4差で3番人気・アルビアーノ(牝4、美浦・木村厩舎)が続いて入線した。

戦前から予想されたとおり、逃げの手に出たい各馬がダッシュ良く飛び出していく。その中からローレルベローチェがハナに立つ。外からはハクサンムーン、内からはミッキーアイルも押していくが、ローレルベローチェが1馬身程抜け出したところで2、3番手に収まる形となった。少し離れた4番手にビッグアーサーがつけて、その内からはサクラゴスペル。サトノルパンやアクティブミノルらが続いていき、中団は馬群がかなり密集して進んでいく。アルビアーノは今日はスタートを決め、10番手で追走していく。
4コーナーを回り直線に入るところでローレルベローチェが馬場の内側を避けるように外に出していく。すぐ外からハクサンムーンが迫るが、その外からミッキーアイルが一気に脚を伸ばして抜け出しを図る。しかしその更に外からビッグアーサーが追い上げ先頭に立つ。この2頭が抜け出して一騎討ちとなり、3番手には内から馬群を縫って追い上げたアルビアーノが浮上。前はビッグアーサーがミッキーアイルを1馬身振り切って、歓喜のゴールへと先頭で飛び込んだ。

勝ったビッグアーサーはこれが重賞初制覇。デビュー以来無傷の5連勝という快進撃を見せていたが、重賞戦線ではあと一歩足りないという競馬が続いていた。今回は、昨年の高松宮記念当日の条件戦出走時に、G1と遜色ないタイムを記録していた得意の舞台にかわり、レコードタイムを記録しての圧勝。鞍上の福永祐一騎手は、昨年10月の落馬負傷から復帰して以来初めてのG1騎乗で見事に勝利。ビッグアーサーも、競走生命にかかわるような大怪我をしており、怪我を乗り越えた人馬がともに栄冠を掴み取った。
馬主は中辻明氏、生産者は浦河町のバンブー牧場。馬名の意味由来は「大きな+人名より」。

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ビッグアーサー
(牡5、栗東・藤岡健厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:シヤボナ
母父:Kingmambo
通算成績:11戦7勝
重賞勝利:
16年高松宮記念(G1)

ビッグアーサー

ビッグアーサー

ビッグアーサー

ビッグアーサー

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