距離短縮で反撃! 関東馬オデュッセウスが鮮やかに差し切りV…橘S

4月23日(土)、3回京都1日目10Rで橘S(芝1400m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の3番人気・オデュッセウス(牡3、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:20.8(良)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・キアロスクーロ(牡3、栗東・安達厩舎)、3着には1馬身1/4差で2番人気・シゲルノコギリザメ(牡3、栗東・谷厩舎)が続いて入線した。

ややバラついたスタートからラズールリッキーが飛び出してハナを主張。シゲルノコギリザメ、ルグランフリソン、フェザリータッチ、サイモンゼーレと続き、勢いが付いたシゲルノコギリザメがラズールリッキーを交わして向こう正面半ばでハナを奪う。5頭の後ろは少し離れてメイショウシャチ、スキャットエディと追走し、オデュッセウスは中団のやや後ろ、キアロスクーロは後方3番手から終いにかける競馬を選択。
シゲルノコギリザメが11頭を引き連れて直線に入ると、二の脚を使って後続を突き放す。しかし、外から勢いが付いたオデュッセウスが一気にこれを捕らえると、そのままリードを広げてゴール。2着には大外を伸びたキアロスクーロが入った。

勝ったオデュッセウスは昨年9月のすずらん賞以来となる3勝目。3走前は交流重賞の兵庫ジュニアGPで3着、2走前にはクロッカスSで2着と芝、ダートを問わず、オープンで堅実な走りを見せていたが、前走のアーリントンCでは0.4秒差ながら10着と大敗。ここは距離短縮で反撃を期し、見事にその期待に応える快勝となった。
馬主はユアストーリー、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ギリシャ神話の英雄の一人」。

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オデュッセウス
(牡3、美浦・手塚厩舎)
父:ファルブラヴ
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
通算成績:8戦3勝

オデュッセウス

オデュッセウス

オデュッセウス

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