【ヴィクトリアM】連覇を狙うストレイトガール「走れるイメージはある」

11日、ヴィクトリアM(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走、阪神牝馬S9着のストレイトガール(牝7、栗東・藤原英厩舎)は、助手を背にCWを馬なりで追われ、6F64.8-49.9-36.9-12.1秒をマークした。

最終追い切りを終え、藤原英昭調教師は「中間も順調だよ。こちらの要求することをこなしてくれてるし、走れるイメージはある。去年より相手はそろったが、今回はG1にむけて少し工夫してる。それがレースでどう出るかだな」とコメント。昨年の覇者であるが、前走はらしからぬ走りで9着と惨敗。それでも、年末の香港以来休み明けという事を加味すれば悲観する内容ではない。G1ホースが多く集まる1戦だが、その視線の先には連覇の2文字が視界に入っている事は間違いない。

ストレイトガール

前走、高松宮記念9着のウリウリ(牝6、栗東・藤原英厩舎)は、鮫島良太騎手(レースでは三浦皇成騎手が騎乗予定)を背に芝で追われ、6F67.0-51.7-37.9-11.8秒でフィニッシュ。

最終追い切りに跨った鮫島良太騎手は「先週、先々週としっかりやっているし、今週は調整程度。最後でサッと伸ばしたぐらいです。いい状態だと思いますよ。千二、千四を使っていますが、マイルも守備範囲だと思う。年齢を重ねて落ち着きも出て乗りやすくなっていますから」とレースでは騎乗した事がないが、追い切りに度々跨がり、背中をよく知っているだけに、成長を感じている様子。

今週は湿った馬場を考慮してか、昨年のセントウルS以来となる芝での最終追い切り。素軽い動きを見せており、年明け3戦目で良化が見込める。マイルは昨年の京都牝馬以来となるが、14年の同レースを制しているだけに、適性は問題なさそう。近走は人気を裏切る格好だが、ここらで巻き返しがあっても不思議ではない。

ウリウリ