【ヴィクトリアM】3度目の挑戦レイアー&武豊「G1ホースになる最大のチャンス」

11日、ヴィクトリアM(G1)の最終追い切りが栗東トレセンで行われた。追い切り後、スマートレイアー(牝6、栗東・大久保厩舎)に騎乗する武豊騎手の一問一答は以下の通り。

●1年ぶりのコンビ復活、そして3度目の挑戦

-:本当にお疲れさまです。いつ、日本に帰って来られたのですか?

武豊騎手:一昨日くらいです。

-:本当に日本で海外でとお忙しいと思うのですが、お疲れとかはどうですか?

武豊:いえいえ、全然大丈夫です。

スマートレイアー

-:スマートレイアーとのコンビは一年前のヴィクトリアマイル以来となりますが、印象という部分で変わったところはありますか?

武豊:一年ぶりですが、それまで何度も乗せてもらってきた馬なので。ちょっと久しぶりだなという感じですが、この2走勝っている、しかも逃げて勝っているので、スタートが速くなったのかなという印象があります。

-:大きな脚質転換があったわけですが、ライバルとして見ていて、同じレースにも騎乗されていました。どんな風にご覧になっていましたか。

武豊:もともとデビューの頃はスタートが速い時もありましたし、別に脚質が決まっていた馬ではないので。幅が広がったという感じですね。

-:今度乗るにあたっては、選択肢というのが増えた感じですか?

武豊:そうですね。まだあんまり考えてないです。

●脚質の幅が広がり、作戦も多彩に

-:2連勝で来ているスマートレイアーですが、今回にあたっての武豊さんの思いはどういったものでしょう?

武豊:過去2回このレースでコンビを組んで期待に応えられなかったので、この馬でこのレースに出られると決まった時は「ヨシ、今年こそは」という気持ちは強かったですね。

-:ここ2走逃げてますが、そのあたりは意識されますか?

武豊:当然、色々考えて乗りたいですね。

-:東京コースのこの馬の相性はどう考えていますか?

武豊:東京コース自体は悪くないですが、以前は遠征すると万全で出られない時などもあったので。ただ、その辺りも年齢を重ねて克服してくれているのかなと思っています。

-:東京コースの馬場の印象はどうお持ちですか?

武豊:土曜日も乗りますが、先週乗ったジョッキーにも話を聞こうと思っています。

-:改めて、ヴィクトリアマイルに向けての、武豊騎手の意気込みを聞かせてください。

武豊:1600mはこの馬にとってベストの距離だと思いますし、牝馬限定のG1ということで、ここがG1ホースになる最大のチャンスだと思います。僕自身も過去2年の悔しさを晴らせたらいいなと思っています。

●追い切りの姿を見て気持ちも高ぶる

-:「輸送があると万全な状態で出走できなかいことがある」という話がありましたが、関西エリアと比べて折り合いが付きにくくなるということはあるのでしょうか。

武豊:それはあまり違いを感じません。関西でも掛かる時は凄く掛かる馬ですし。餌を食べなくなるといった話を聞きました。

-:(映像で坂路の調教を見て)

武豊:調教師になった気分です(笑)

スマートレイアー

-:どうですか、スマートレイアーの動きは?

武豊:良かったんじゃないですか。調教はいつも走るタイプですけど「そんなにやる必要がない」ということで、僕は乗らなくていいという話だったんですが相変わらずいい動きをしていると思いました。

-:本番に向けての気持ちも高まりましたか?

武豊:無事に最終追い切りが終わったみたいなので、あとはレースまで。楽しみですね。