1/23(土)の中山競馬場

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●「FEEL 潤!!」でおなじみ高田潤騎手が、第4レースの障害4歳上未勝利戦でスーパーマークン(牡4、栗東・森厩舎)に騎乗して今年3勝目をあげた。

ウイナーズサークルに集まったファンにサインを終え、検量室前に戻ってきた高田騎手は「強いわー」と笑顔でパートナーを称えた。
「京都競馬場の障害試験の時から感触が良かったです。初障害なのに適性を問われる中山コースで勝てるんですから力がありますね。馬込みを嫌がるというか、馬の後ろを走ったら嫌がる素振りをしていたので、その辺りが今後の課題だと思います。まだ余力もありましたし、今日はセンスだけで勝ったようなものです」と、今後に向けての手応えも十分といった様子だ。
今年の3勝はすべて森厩舎の管理馬によるもの。
フリーに転向して、新たなチャンスを掴んだ高田潤騎手の活躍に注目したい。

蛯名正義騎手が1日4勝の固め撃ち。

第2レースの3歳未勝利戦でニシノキュアノス(牝3、美浦・伊藤圭厩舎)に騎乗し、内から抜け出した。
「今日はロス無くという事だけを心がけました。上手くいきましたね」とレースを振り返った。
ニシノキュアノスに関しては「乗りやすいし、何でも出来るという感じです。パワータイプでは無いので、ダートという感じの馬ではないと思います。芝でも、という感じです」とコメントした。

なお、伊藤圭三厩舎にとっては09年9月26日以来、約4ヶ月ぶりとなる勝利となった。
「トレセンLIVE!」でブログを公開している同厩舎の橋本広喜助手も「良かった。本当に嬉しい。競馬は面白いね」と、安堵の表情を浮かべた。

ナイスオペラ(牡3、美浦・谷原厩舎)で制した第5レースの3歳未勝利戦に関して、蛯名騎手は
「この前のレースは窮屈で力が発揮出来ませんでした。今日は外からスムーズにレースが出来たのが良かったです」と勝因を語った。

続く第6レースの3歳新馬戦ではフィールマイハート(牝3、美浦・矢野英厩舎)に騎乗し逃げ切り勝ちをおさめた。
「まだ新馬なので返し馬でも物見をしていました。スタートを上手く出たので仕掛けたら、その気になって行きました。ペースも上手い感じだったので、最後も脚は残っていました。初めてのレースで馬もまだ分からない感じでしたけど、使ううちに慣れてくるでしょう」
フィールマイハートは、半兄に06年京阪杯の勝ち馬アンバージャック(父・パラダイスクリーク)を持つ血統。
「上も重賞ウィナーですから、何とかそういうところまでいければいいですね」と、今後に向けての期待を語った。

最後は、メインレースのアレキサンドライトステークスでマイディアサン(牡6、美浦・田中清厩舎)に騎乗して、本日の4勝目をあげた。
「競馬が上手な馬です。本当に強くなっていますね」という蛯名騎手のコメントからも、今後オープンでの活躍が期待される。



他では松岡正海騎手が2勝をあげる活躍を見せた。
第7レースの4歳上500万下では、マエストラーレ(牝4、美浦・鈴木康厩舎)に騎乗し、2着に7馬身差をつけ圧勝。
「能力の高い馬です。これまでは引っ掛かって燃費の悪い走りをしていましたが、最近はメリハリがつくようになりました。こうなると強いですね」と、レースを振り返った。
「前向きなので流れにも乗れるし、今までさんざん馬込みに入れてきましたし、上でも通用しますよ」と、クラスが上がっても問題ない様子だ。

●+36も問題なし!村田一誠騎手がキングスパークの能力を高く評価。

第10レースの東雲賞は、6ヶ月の休み明け+36キロで出走してきたキングスパーク(牡5、美浦・中川厩舎)が快勝した。

大幅な体重増に関して、村田騎手は「去年の暮れから体が増えているのは分かっていましたが、太めと思わないくらいでした」とコメント。

「以前は口が硬かったので後ろからレースをしていましたが、今は口向きも良くなりレースが上手になりました。抜け出してからはソラを使うくらい余裕がありました」と完勝のレース内容を振り返った。

「この馬は走りますよ。ここは通過点の気持ちでした。このまま順調に行ってほしいです」
村田騎手が能力を高く評価するキングスパークの次走に注目だ。