伊藤正徳調教師が3連覇!!/アメリカジョッキーCC

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10年1月24日(日)、1回中山8日目11Rで第51回アメリカジョッキーC(GⅡ)(芝2200m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の5番人気・ネヴァブションが優勝。勝ちタイムは2:12.6(良)。

2着にはクビ差で9番人気・シャドウゲイト(牡8、美浦・加藤征厩舎)、3着には3番人気・トウショウシロッコ(牡7、美浦・大久保洋厩舎)、が続いて入線した。なお、1番人気に支持されたキャプテントゥーレは11着に敗れた。

レースはベルモントルパン、キャプテントゥーレらが先手を主張したが、好発決めたシャドウゲイトが向こう正面ではハナへ。ネヴァブションはラチ沿いの好位5番手でジックリ待機。
3コーナー過ぎから、各馬が仕掛け始めたところで、シャドウゲイトが完全に抜け出したが、ネヴァブションが直線、鋭く伸びて、最後は余裕の差し切り。
昨年の再現VTRを観るかのような横山騎手の騎乗で、ネヴァブション、そして、伊藤正徳調教師の連覇を飾ってみせた。

勝ったネヴァブションは、半兄に平地、障害含め9勝を挙げたオラクルハワイアンがいる血統。
馬主はティーエイチ。生産者は新冠の早田牧場新冠支場。馬名の意味由来は「冠名+ボトルの栓(仏)」。

05年10月に2歳新馬でデビュー。初勝利が3戦目だったが、翌年の京成杯でジャリスコライトの3着に好走。
同年の秋から、07年にかけて力をつけ、条件クラスから一気に3連勝で日経賞を制覇。年末のステイヤーズでも2着に好走。そして、昨年のAJCCでも1着となり、中山競馬場では、無類の強さを発揮していた。

なお、この勝利で横山典弘騎手・ネヴァブション共に本レース連覇。ネヴァブションは、現行の施行条件以前を含めて、アンバーシャダイ以来、史上2頭目の連覇。
横山典弘騎手は、本レース6勝目で、先週の京成杯に続き2週連続重賞制覇。JRA重賞119勝目。
伊藤正徳調教師は本レース3連覇となった(アンバーシャダイも管理した二本柳俊夫師以来、2人目)。JRA重賞22勝目。マーベラスサンデー産駒はJRA重賞11勝目。

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ネヴァブション
(牡7、美浦・伊藤正厩舎)
父:マーベラスサンデー
母:パールネツクレース
母父:Mill Reef
通算成績:32戦8勝
その他の重賞勝利:
09年アメリカジョッキーC(G2)
07年日経賞(G2)


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