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【安田記念】世界王者の貫禄を見せるモーリス「能力は出せる状態」
2016/6/2(木)
2日、安田記念(G1)の追い切りが東京競馬場で行われた。前走、チャンピオンズマイル1着のモーリス(牡5、美浦・堀厩舎)は、助手を背に芝コースで追われ、5F66.7-51.7-37.2-11.8秒をマークした。
【渡辺助手のコメント】
「前走はノーザンファームしがらきから良い状態で戻ってきたので、調整をしやすかったです。休み明けでしたが、香港に行ったスタッフからは、いつもと同じくらいの状態にはあったと聞いていました。ゲートもスムーズに出ましたし、良いポジションにつけて不利なく抜け出してくれて、安心して見ていました。その後は移動も続きましたし、初めての環境で馬にストレスがかかって毛ヅヤが落ちたりもしたので、馬の様子を見ることに一番気を遣いました。
落ち着きのないなかで強い調教をやると、余計に疲れが溜まってしまうので、その辺りは難しいところです。体調が戻るまで時間がかかったので、速い時計を出すのが遅れました。先週金曜の1週前追い切りでは、レースに合わせてしっかり負荷をかけなければならない分息遣いが悪かったですけど、ポテンシャルの高い馬ですからそれを乗り越えて状態は良くなってきています。今朝の追い切りも芝コースでやりました。息遣いも良くなっていますし、状態は上向いているかと思います。もう1週あれば一番良い状態になったかな、という感じですけど、それでも能力は出せる状態だと思います。
去年の安田記念のときは、ゲートに課題があったので出して先行していきましたが、今はゲートの課題はほとんどなくなっています。ポジションに関しては、枠順が決まってからジョッキーと調教師が相談すると思います。最近は右回りで結果が出ていますし左手前で多く走る馬なので、それを考えると右回りの方が得意なのかなと感じます。海外のG1を勝った馬もいますし変わらずメンバーは強いと思うので、気を引き締めていきたいと思います。連勝していますし注目度も高いと思うので、力を出せるように頑張りたいと思います」
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