【プロキオンS】1週前 庄野師はモノノフ&バッハの2頭出しで重賞獲りへ

29日、プロキオンS(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

庄野靖志厩舎の2頭が出走を予定。天王山S1着から連勝を狙うニシケンモノノフ(牡5、栗東・庄野厩舎)は、坂路で助手が騎乗してギャラクシーエクス(古馬1000万)と併せ、53.9-37.9-23.9-12.0秒をマーク。重馬場も影響してか0.8秒追走から0.4秒遅れたが、ビッシリとハードに追われ、来週の本追い切りに向けて理想的な仕上がりになって来た。

管理する庄野調教師は「1週前追いもしっかりとやりましたよ。馬場状態を考えたら、時計はこんなものじゃないかな。まだ多少、余裕もあるけど、来週の追い切りでちょうどよくなるでしょう。ここを目標に順調にきていますね」と遅れも気にならない様子。初の中京1400mという舞台については「1200、1400で実績を出しているけど、今なら1400mがより力を出せる条件じゃないかな。秋は東京で2、4着。中京コースでも問題ないでしょう」とJRA重賞初制覇に向けて不安なし、といったところだ。


昨年のこのレース以来(7着)、1年ぶりの実戦復帰となるワイドバッハ(牡7、栗東・庄野厩舎)は、助手を背に坂路で53.9-38.0-24.6-12.6秒をマーク。ホシルミエール(3歳未勝利)と併せゴール前は同入。脚部不安明けとなるが一杯に追われ、意欲的な攻めを見せた。
「脚部不安明けで1年振りのレースになりますからね。休養期間を考えて2カ月前に入厩してじっくりと乗り込んできた。うまく調整してこれたけど、常識的に考えるとね。まずは無事に、が1番だよ」と庄野調教師はやや控えめなトーン。とはいえ一昨年の武蔵野Sを制した実力馬。ここでも無視することのできない存在だ。