マンオブパーサーが久々の勝利/川崎・多摩川オープン

トピックス

10年1月28日(木)に川崎競馬場で11R・多摩川オープン(オープン、地方交流、別定、左ダート1600m)が行われ、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気・マンオブパーサーが優勝。勝ちタイムは1:39.9(良)。

2着には1.1/2差で佐藤博紀騎手騎乗の1番人気・エースオブタッチ(牡6、川崎・三橋三厩舎)、3着には今野忠成騎手騎乗の3番人気・ギャンブルオンミー(牡5、川崎・佐藤賢厩舎)

レースは大方の予想通り、モエレラッキーが先手をとり、ヴァイタルシーズが2番手。向こう正面では、モエレラッキーが手応えよく、後続との差を広げたが、3コーナー過ぎから、エースオブタッチらが動き始め、ペースアップ。
直線に入り、早めに仕掛けたエースオブタッチが先頭に躍り出たが、内でジッと脚を溜めていた、マンオブパーサーが外から強襲。久々の勝ち星を挙げた。

勝ったマンオブパーサーは、母が米GⅠ2着など活躍のタツプユアトウズという血統。

05年12月にJRA栗東の大久保龍志厩舎からデビュー。デビュー、500万下と連勝を飾り、翌年には、盛岡のダービーGP(交流JpnⅠ)を制覇(この勝利は鞍上の木幡初広騎手の中央・地方通じて初のGⅠ勝利)。
その後、08年3月にJRA競走馬登録を抹消すると、その後、船橋の川島正行厩舎へ転厩。南関東重賞でも上位争いをしていたが、ダービーGP以来、3年4か月ぶりの勝利となった。

馬主は鈴木義孝氏。生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「船や飛行機の客室乗務員の長」。

【戸崎圭太騎手のコメント】
「ありがとうございます!スタートも上手く出てくれたので、折り合いだけ重視して行きました。行く馬が何頭かいたので、(それらの馬を)行かせて、観てゆく形でいいかなと思ってました。
(久々の同馬の勝利に)そうなんですよね。僕も何度か乗せて貰って、勝ち切れないで、不甲斐ない結果だったので、今日の勝利は嬉しく思います。 川島先生にはいつも乗せて貰ってますけれど、馬の状態はいつもいい状態に仕上げてくれているので、あとは僕がミスをしないように、乗ろうと思っています。

(明け7歳での勝利に)今日も歳は感じさせない、パワーみなぎる走りだったので、また、復活してくれると思います。
今日は競馬場に来て下さって、ありがとうございます。また、まだまだ地方競馬は一年間続きますので、また、競馬場に足を運んで、応援して下さい!」

マンオブパーサー
(牡7、船橋・川島正厩舎)
父:タヤスツヨシ
:タツプユアトウズ
母父:State Dinner
通算成績:25戦5勝(うち地方12戦2勝)
重賞勝利:06年ダービーグランプリ(G1)