トピックスTopics
つばき賞など/平林雅芳の3歳戦(1/30)
2010/2/2(火)
土曜京都1R
3歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.5
勝ち馬:クイーンフラワー(牝3、栗東・荒川厩舎)
荒川厩舎が3勝目を上げたが、先週のルメールJで2勝、そしてこの1勝がデムーロJで、全部3歳未勝利戦。2着に8馬身差の圧勝でありました・・・。
逃げたクイーンフラワー。何と、1200メートルの競馬で、前半3ハロンが37.2で行けるペースはそうざらにはない。いかにデムーロJが巧くペースダウンしたのかが判るもの。
上がり3ハンロ36.3では、よほどの脚を使わないと前を逆転は出来ない。
直線1ハロン過ぎには、クイーンフラワーが1頭前へ抜けているのに、2着争いを他の8頭が横一線になるようなシーンもあった。
最後はけっこうバラバラに入っていたが、凄い美味しいメンバーでのレースとなったようだ。
もちろん直線では手綱を何度か絞ってまとめているだけ。ステッキなどは抜きもさわりもしなかった・・。
ゆったりした流れとはいえ、1200ダート戦が1.13.5での決着である。
どうやら、今週は下がけっこう締まって走りやすい馬場コンディションな様だ・・・。
土曜京都2R
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.54.9
勝ち馬:スーサンストリーム(牡3、栗東・岩元厩舎)
この勝ち鞍で、和田Jが599勝と大台まであと1勝。
テイエムオペラオーで今だ賞金王を破られてない記録のパートナーだが、まだ600勝かの印象。これからまだまだ長い騎手人生、いい仕事をしてくれるでしょう。
スタート直前で、ゲート内でワイルドウルフが転倒したが、馬体に故障もなく、外枠からの発走となった。
そのワイルドウルフのスタートダッシュがあまり良くなかった。
スッと真ん中からマキハタビリケンが行って、外枠のナリタシルクロードが前へと出て行った。
リリーストライカーにスーサンストリームも好位で、最初のカーヴを曲がった。
外から何とか上がってきていたワイルドラッシュも、2コーナーを廻って向こう正面に入るあたりでは5番手の外めに付けられた。
しかし前を行く馬、とくに内ラチ沿いを進んでいるスーサンストリームの行きっぷりが抜群にいい様に見えた。
3コーナーあたりでは、2番手グループのナリタシルクロードにステッキが一発入ったのが見えた。この馬は前走でもそんな感じの行きっぷりだった。
そして4コーナーを廻って直線へ。
やはり内で辛抱していたスーサンストリームがスッと反応して、馬の中を割って前へと出タ。
外からナリタシルクロードも伸びて来たが、その外めの3番手のワイルドウルフには前の2頭ほどの伸びが見られず、結局、スーサンストリームがいい伸びで好時計で勝ち上がった。
4コーナーで内から外へ出して馬の間を抜けてくる時にだけ気をつかった感じのスーサンストリーム。
ちょっと早く出過ぎた前走の負けをすぐに矯正してくるあたりが流石だ。
そしてワイルドウルフは、外々を廻る流れも痛かった。やはりゲート内であんな事があるのも嬉しい材料ではあるまい。
でも直ぐにチャンスも出てくる馬だろう・・。
土曜京都3R
3歳未勝利・牝
ダ1400m
勝ちタイム1.27.5
勝ち馬:トウカイレジーナ(牝3、栗東・安田隆厩舎)
先週日曜最終レースで999勝と、あと1000勝に王手をかけた安藤勝J。土曜の最初の騎乗で見事1000勝を達成した。
思えば随分長く中央で乗っている人。それにしても1000勝とは凄いものだ・・。
これまた地方騎手の安部幸Jが外から好発、スッと内へと入ってきて出てきたクラシックアートと並びながらゆったりと行った。
そんなに速いゲートの出ではなかったトウカイレジーナは、中団の位置。
3コーナーでも、前の集団から少し離れた後方グループの一番前だ。
でも前も流れは遅い。前半3ハロンを36.6と追走組も楽なペース。
内めの4番手ぐらいを追走のルナドリームが、一番いい位置でレースを進めている様に思えた。
そして4コーナーから直線へ入ってきた。粘る前のグループ、タガノシビルが実に粘っこい。
その外へ数頭が並ぶ中からルナドリームは、なかなか抜けてこない。
その横の外めを、トウカイレジーナが安藤勝Jの風車ムチで一気に脚を伸ばして前へと出て先頭を交わしてゴールを目指して行った。2着タガノシビル、3着にルナドリームがやっと伸びてきて確保、そんな結果であった。
数々の歴史を残してきた安藤勝J。JRA1000勝達成は凄い記録である。まだまだいぶし銀の騎乗っぷりを見せてくれそうだし頼もしい存在だ。
その記録に刻んだトウカイレジーナの勝利でした・・。
土曜京都5R
3歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.6
勝ち馬:ステージプレゼンス(牡3、栗東・角居厩舎)
新馬、未勝利と、常に1番人気のステージプレゼンスが3ヶ月ぶりの実戦となったが、むしろ前より力強い内容で初勝利を挙げた。まだまだ埋もれる逸材がけっこういる関西3歳戦である。
最内枠のマルカボルトが行った。同じく白い帽子のシンコープリンスと2頭で先行ペースを造った。
前半1000メートルが1.02.1だし、1200メートル通過も1.14.3とこの上ない流れ。
ゴール前まで際どく粘ったマルカボルトだったが、外からステージプレゼンスだけが捕らえた形となった。
道中は中団でじっとしていたステージプレゼンス。追い出しもユックリとあわてず、ゴール前後1ハロンあたりから外へ進出してのもの。ゴール前はもう鞍上が押しているだけの仕草で、着差以上の強さだった。
ゴール前は最内マルカボルトに真ん中にカネトシパサージュ、そしてその外がステージプレゼンスと3頭が接戦となるものの、あきらかに一番外のステージの勢いが違っていた。
3着のカネトシパサージュは、道中もステージプレゼンスの後ろで、直線では内めから速い脚を使ってきたが、最後は勝ち馬の決め手と勢いに完全に負けていた。今日で11戦であるが、いつも接戦を演じる馬だ。
ステージプレゼンスは馬体が10キロ減の仕上がり。そこらがどんなものなのかだが、見た目にも細くは映らずでこれでいいはず。
まずは、次走が実に楽しみな一戦となりそうだ・・・。
土曜京都6R
3歳新馬
ダ1200m
勝ちタイム1.14.6
勝ち馬:カネトシマイコサン(牝3、栗東・須貝尚厩舎)
416キロの小柄な牝馬、カネトシマイコサンが2番手グループの内から4コーナーを巧くスリ抜けてきて、3馬身差をつける勝利。
混戦の新馬戦を勝ち上がった。
先手を取ったのがロングチャイム。それをメイショウエポックが馬体を並べて先行。
しかしペースは速くなく、前半3ハロン36.2と実にいいペースでの先行だ。
その後ろを、内ラチ沿いがカネトシマイコサンで、外にワンダーマイルズの2頭も並んで進む4コーナー手前。
直線入り口で前の2頭と入れ替わる形で上がってきた。
ややフラつき加減のワンダーマイルズに対してしっかりと伸びるカネトシマイコサンの印象でゴールでは3馬身差がついていた。1番人気のマイネルイーガーは道中7番手の外めでの追走だったが楽な感じでなく何とか3着に追い上げてきた内容。
勝ちタイムも1.14.6とかなり遅かった。朝いちばんの未勝利戦が1.13.5だからちょっと遅すぎる。
まだまだヒヨコの戦いだけに仕方がない感じか・・・と思える一戦でした。
土曜京都7R
3歳500万下
ダ1400m
勝ちタイム1.25.6
勝ち馬:ペガサスヒルズ(牡3、栗東・鮫島厩舎)
前走人気を裏切ってしまい、あの1457万馬券を演出してしまったペガサスヒルズが、今回はキッチリと巻き返しての快勝。
前走とは一変、直線入り口での加速の仕方が全然違っていた。
新馬戦を快勝して以来、常に逃げているイッツアチャンスが今回も先手で、すぐに関東から参戦のバトルレッドが追っていく流れ。
前半3ハロン35.4はやはり速い。1000メートル通過も1.00.0とまずまずの流れ。
ペガサスヒルズは中団で、前の馬群から少し開いたエアポケットのような位置どり。
4コーナー手前でアンカツJのステッキが飛ぶ。ここで気合を入れられたのは、前走からの流れだろう。
そして直線では外からいい伸びで、メンバー中最速の36.7の末脚でゴールを駆け抜けたもの。
2着はケイアイデイジーで、良化が遅きの馬。
少し間隔を開けて立て直してきたもので、これぐらいは当然の力を持っている馬。
3着にブラックイレブン。この馬も、ダート戦は前走5着から今回の内容と合っていそう。
4着トイザラスは、直線で内めから伸びてきたもので、もう少しやれそうな雰囲気はある。
ペガサスヒルズの前走は、やや太かったものだろうか。今回は本来の強さが戻っていた。
この次がなかなか適当なレースがないのが残念だ。
土曜京都9R
つばき賞
芝1800m
勝ちタイム1.48.9
勝ち馬:ミッキードリーム(牡3、栗東・音無厩舎)
圧倒的人気かと思ったミッキードリーム。2番人気となっていたが、勝ち方は磐石なもの。ただステッキをかなり使った和田Jに、次のレースで馬を待っている時に『外国では騎乗停止』と冷やかしておいた。
でもしっかり取材。『早めに先頭に立って遊んでしまっていたからステッキを使ったもの』と教えてくれた・・。なるほどね~。
レースを造っていったのはゲシュタルト。
最内枠からスッと先手を取り、ゆったりとした流れを造った。1000メートル通過が1.01.9である。
だから道中でアナバティックは、クビを左右に振るような仕草で、折り合いをやや欠きそうなぐらいの流れ。
4コーナー手前にある残り600メートルのハロンからゴールまでが、11.4~11.7~11.7と完全に上がり勝負となったもの。
その流れにしっかりと折り合って付いて行っていたミッキードリームは大人びた印象のレース運びだった。
逆にゲシュタルトは、逃げたものの何かフワフワした走りで、3コーナーの廻り方は実に危ない感じにパトロールビデオで見えた程で、まだまだ若さが抜けきれていない現状。それでいてこの内容なのだから、身が入ってきたら楽しみな馬だろう。
勝ち馬のミッキードリームが抜けて、2着ゲシュタルトと3着のタムロスカイとの差がクビと際どいものとなった。
内々の3番手を進んでいたタムロスカイが直線でよく詰めてきた。
逆に、アナバティックは道中でやや掛かり気味な追走で脚が貯まっていない様子。4着は少し不本意な成績だろう・・・。
これで2勝目を挙げたミッキドリーム。
これからクラシック戦線を戦うには、もう少しズブトさが欲しい感じは免れない。
少しこれから時間があるだろうし、更なるパワーアップを望みたいものだ・・。
3歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.5
勝ち馬:クイーンフラワー(牝3、栗東・荒川厩舎)
荒川厩舎が3勝目を上げたが、先週のルメールJで2勝、そしてこの1勝がデムーロJで、全部3歳未勝利戦。2着に8馬身差の圧勝でありました・・・。
逃げたクイーンフラワー。何と、1200メートルの競馬で、前半3ハロンが37.2で行けるペースはそうざらにはない。いかにデムーロJが巧くペースダウンしたのかが判るもの。
上がり3ハンロ36.3では、よほどの脚を使わないと前を逆転は出来ない。
直線1ハロン過ぎには、クイーンフラワーが1頭前へ抜けているのに、2着争いを他の8頭が横一線になるようなシーンもあった。
最後はけっこうバラバラに入っていたが、凄い美味しいメンバーでのレースとなったようだ。
もちろん直線では手綱を何度か絞ってまとめているだけ。ステッキなどは抜きもさわりもしなかった・・。
ゆったりした流れとはいえ、1200ダート戦が1.13.5での決着である。
どうやら、今週は下がけっこう締まって走りやすい馬場コンディションな様だ・・・。
土曜京都2R
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.54.9
勝ち馬:スーサンストリーム(牡3、栗東・岩元厩舎)
この勝ち鞍で、和田Jが599勝と大台まであと1勝。
テイエムオペラオーで今だ賞金王を破られてない記録のパートナーだが、まだ600勝かの印象。これからまだまだ長い騎手人生、いい仕事をしてくれるでしょう。
スタート直前で、ゲート内でワイルドウルフが転倒したが、馬体に故障もなく、外枠からの発走となった。
そのワイルドウルフのスタートダッシュがあまり良くなかった。
スッと真ん中からマキハタビリケンが行って、外枠のナリタシルクロードが前へと出て行った。
リリーストライカーにスーサンストリームも好位で、最初のカーヴを曲がった。
外から何とか上がってきていたワイルドラッシュも、2コーナーを廻って向こう正面に入るあたりでは5番手の外めに付けられた。
しかし前を行く馬、とくに内ラチ沿いを進んでいるスーサンストリームの行きっぷりが抜群にいい様に見えた。
3コーナーあたりでは、2番手グループのナリタシルクロードにステッキが一発入ったのが見えた。この馬は前走でもそんな感じの行きっぷりだった。
そして4コーナーを廻って直線へ。
やはり内で辛抱していたスーサンストリームがスッと反応して、馬の中を割って前へと出タ。
外からナリタシルクロードも伸びて来たが、その外めの3番手のワイルドウルフには前の2頭ほどの伸びが見られず、結局、スーサンストリームがいい伸びで好時計で勝ち上がった。
4コーナーで内から外へ出して馬の間を抜けてくる時にだけ気をつかった感じのスーサンストリーム。
ちょっと早く出過ぎた前走の負けをすぐに矯正してくるあたりが流石だ。
そしてワイルドウルフは、外々を廻る流れも痛かった。やはりゲート内であんな事があるのも嬉しい材料ではあるまい。
でも直ぐにチャンスも出てくる馬だろう・・。
土曜京都3R
3歳未勝利・牝
ダ1400m
勝ちタイム1.27.5
勝ち馬:トウカイレジーナ(牝3、栗東・安田隆厩舎)
先週日曜最終レースで999勝と、あと1000勝に王手をかけた安藤勝J。土曜の最初の騎乗で見事1000勝を達成した。
思えば随分長く中央で乗っている人。それにしても1000勝とは凄いものだ・・。
これまた地方騎手の安部幸Jが外から好発、スッと内へと入ってきて出てきたクラシックアートと並びながらゆったりと行った。
そんなに速いゲートの出ではなかったトウカイレジーナは、中団の位置。
3コーナーでも、前の集団から少し離れた後方グループの一番前だ。
でも前も流れは遅い。前半3ハロンを36.6と追走組も楽なペース。
内めの4番手ぐらいを追走のルナドリームが、一番いい位置でレースを進めている様に思えた。
そして4コーナーから直線へ入ってきた。粘る前のグループ、タガノシビルが実に粘っこい。
その外へ数頭が並ぶ中からルナドリームは、なかなか抜けてこない。
その横の外めを、トウカイレジーナが安藤勝Jの風車ムチで一気に脚を伸ばして前へと出て先頭を交わしてゴールを目指して行った。2着タガノシビル、3着にルナドリームがやっと伸びてきて確保、そんな結果であった。
数々の歴史を残してきた安藤勝J。JRA1000勝達成は凄い記録である。まだまだいぶし銀の騎乗っぷりを見せてくれそうだし頼もしい存在だ。
その記録に刻んだトウカイレジーナの勝利でした・・。
土曜京都5R
3歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.6
勝ち馬:ステージプレゼンス(牡3、栗東・角居厩舎)
新馬、未勝利と、常に1番人気のステージプレゼンスが3ヶ月ぶりの実戦となったが、むしろ前より力強い内容で初勝利を挙げた。まだまだ埋もれる逸材がけっこういる関西3歳戦である。
最内枠のマルカボルトが行った。同じく白い帽子のシンコープリンスと2頭で先行ペースを造った。
前半1000メートルが1.02.1だし、1200メートル通過も1.14.3とこの上ない流れ。
ゴール前まで際どく粘ったマルカボルトだったが、外からステージプレゼンスだけが捕らえた形となった。
道中は中団でじっとしていたステージプレゼンス。追い出しもユックリとあわてず、ゴール前後1ハロンあたりから外へ進出してのもの。ゴール前はもう鞍上が押しているだけの仕草で、着差以上の強さだった。
ゴール前は最内マルカボルトに真ん中にカネトシパサージュ、そしてその外がステージプレゼンスと3頭が接戦となるものの、あきらかに一番外のステージの勢いが違っていた。
3着のカネトシパサージュは、道中もステージプレゼンスの後ろで、直線では内めから速い脚を使ってきたが、最後は勝ち馬の決め手と勢いに完全に負けていた。今日で11戦であるが、いつも接戦を演じる馬だ。
ステージプレゼンスは馬体が10キロ減の仕上がり。そこらがどんなものなのかだが、見た目にも細くは映らずでこれでいいはず。
まずは、次走が実に楽しみな一戦となりそうだ・・・。
土曜京都6R
3歳新馬
ダ1200m
勝ちタイム1.14.6
勝ち馬:カネトシマイコサン(牝3、栗東・須貝尚厩舎)
416キロの小柄な牝馬、カネトシマイコサンが2番手グループの内から4コーナーを巧くスリ抜けてきて、3馬身差をつける勝利。
混戦の新馬戦を勝ち上がった。
先手を取ったのがロングチャイム。それをメイショウエポックが馬体を並べて先行。
しかしペースは速くなく、前半3ハロン36.2と実にいいペースでの先行だ。
その後ろを、内ラチ沿いがカネトシマイコサンで、外にワンダーマイルズの2頭も並んで進む4コーナー手前。
直線入り口で前の2頭と入れ替わる形で上がってきた。
ややフラつき加減のワンダーマイルズに対してしっかりと伸びるカネトシマイコサンの印象でゴールでは3馬身差がついていた。1番人気のマイネルイーガーは道中7番手の外めでの追走だったが楽な感じでなく何とか3着に追い上げてきた内容。
勝ちタイムも1.14.6とかなり遅かった。朝いちばんの未勝利戦が1.13.5だからちょっと遅すぎる。
まだまだヒヨコの戦いだけに仕方がない感じか・・・と思える一戦でした。
土曜京都7R
3歳500万下
ダ1400m
勝ちタイム1.25.6
勝ち馬:ペガサスヒルズ(牡3、栗東・鮫島厩舎)
前走人気を裏切ってしまい、あの1457万馬券を演出してしまったペガサスヒルズが、今回はキッチリと巻き返しての快勝。
前走とは一変、直線入り口での加速の仕方が全然違っていた。
新馬戦を快勝して以来、常に逃げているイッツアチャンスが今回も先手で、すぐに関東から参戦のバトルレッドが追っていく流れ。
前半3ハロン35.4はやはり速い。1000メートル通過も1.00.0とまずまずの流れ。
ペガサスヒルズは中団で、前の馬群から少し開いたエアポケットのような位置どり。
4コーナー手前でアンカツJのステッキが飛ぶ。ここで気合を入れられたのは、前走からの流れだろう。
そして直線では外からいい伸びで、メンバー中最速の36.7の末脚でゴールを駆け抜けたもの。
2着はケイアイデイジーで、良化が遅きの馬。
少し間隔を開けて立て直してきたもので、これぐらいは当然の力を持っている馬。
3着にブラックイレブン。この馬も、ダート戦は前走5着から今回の内容と合っていそう。
4着トイザラスは、直線で内めから伸びてきたもので、もう少しやれそうな雰囲気はある。
ペガサスヒルズの前走は、やや太かったものだろうか。今回は本来の強さが戻っていた。
この次がなかなか適当なレースがないのが残念だ。
土曜京都9R
つばき賞
芝1800m
勝ちタイム1.48.9
勝ち馬:ミッキードリーム(牡3、栗東・音無厩舎)
圧倒的人気かと思ったミッキードリーム。2番人気となっていたが、勝ち方は磐石なもの。ただステッキをかなり使った和田Jに、次のレースで馬を待っている時に『外国では騎乗停止』と冷やかしておいた。
でもしっかり取材。『早めに先頭に立って遊んでしまっていたからステッキを使ったもの』と教えてくれた・・。なるほどね~。
レースを造っていったのはゲシュタルト。
最内枠からスッと先手を取り、ゆったりとした流れを造った。1000メートル通過が1.01.9である。
だから道中でアナバティックは、クビを左右に振るような仕草で、折り合いをやや欠きそうなぐらいの流れ。
4コーナー手前にある残り600メートルのハロンからゴールまでが、11.4~11.7~11.7と完全に上がり勝負となったもの。
その流れにしっかりと折り合って付いて行っていたミッキードリームは大人びた印象のレース運びだった。
逆にゲシュタルトは、逃げたものの何かフワフワした走りで、3コーナーの廻り方は実に危ない感じにパトロールビデオで見えた程で、まだまだ若さが抜けきれていない現状。それでいてこの内容なのだから、身が入ってきたら楽しみな馬だろう。
勝ち馬のミッキードリームが抜けて、2着ゲシュタルトと3着のタムロスカイとの差がクビと際どいものとなった。
内々の3番手を進んでいたタムロスカイが直線でよく詰めてきた。
逆に、アナバティックは道中でやや掛かり気味な追走で脚が貯まっていない様子。4着は少し不本意な成績だろう・・・。
これで2勝目を挙げたミッキドリーム。
これからクラシック戦線を戦うには、もう少しズブトさが欲しい感じは免れない。
少しこれから時間があるだろうし、更なるパワーアップを望みたいものだ・・。
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