【セントウルS】エイシンブルズアイ軽快に坂路52.1秒 「自分のリズムで末脚を」

7日、セントウルS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、CBC賞9着のエイシンブルズアイ(牡5、栗東・野中厩舎)は、和田竜二騎手を背に坂路入り。先週、先々週とCWでもシッカリと追われていることもあり、今週は馬なりでの調整となったが、非常に素軽い脚捌きで4F52.1-37.4-24.1-12.3秒をマーク。前走1番人気9着からの反撃へ万全の態勢が整った。

「前走時はは馬体にも少し余裕があったし、馬場を考えて少し(テンに)出していった分もあるかな。ま、今回は短期放牧からも早めに戻して、コース追いもして乗り込んできたからね。けさも予定通り。少し上がりを動かした程度だけど、いい動きができてた。開幕週の馬場がどうかだが、今回は自分のリズムで末脚を生かすイメージで乗ってもらうよ」と野中賢二調教師のトーンも高い。

前走、アイビスSD6着のアースソニック(牡7、栗東・中竹厩舎)は、助手が騎乗しての坂路追い。終い一杯に追われて4F52.4-38.2-25.0-12.5秒で力強く駆け上がった。

中竹和也調教師は「追い切りはしまいをしっかりと。変わりなくいい状態できてるよ。この前は1000mが忙しかった。若い頃はガーッとなって燃えていたから対応できたけど、今はレースも上手になってきてるからね。その分じゃないかな。うん、1200mになるのはいいし、阪神の馬場もいいから」と距離を延ばしての巻き返しに期待を寄せている。

前走、北九州記念11着のラヴァーズポイント(牝6、栗東・高橋康厩舎)は、CWコースで助手が跨がり、馬なりでの5F追い。リラックスした気配で5F65.7-51.5-37.7-12.4秒をマークした。

前走は得意の小倉で2番人気に支持されたが、結果は11着。「小倉を使ったばかりなのでリズムよく走らせる感じで。前走がダメージの少ない競馬でしたし、順調にきていますよ。その前走は外枠だったし、馬の気持ちが切れたところもありましたからね。今回、有力馬は後ろが多いようですが、あえて目標にされるのはね。出たなりでリズムよく運んでもらいたい」と高橋康之調教師。速い持ち時計もあるだけに開幕週でどこまで巻き返せるか注目だ。