【天皇賞(秋)】世界のモーリスが直線抜け出して圧勝!5つ目のG1タイトル奪取!

モーリス

10月30日(日)、4回東京9日目11Rで第154回天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)が行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気・モーリス(牡5、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.3(良)。

2着には1馬身半差で7番人気・リアルスティール(牡4、栗東・矢作厩舎)、3着には1馬身1/4差で6番人気・ステファノス(牡5、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。

アンビシャスが伸び上がるように出遅れ、後方からの競馬に。エイシンヒカリがハナを奪うが、後続をピッタリ引き付けての逃げ。ラブリーデイが2番手につけ、好位にサトノクラウン、モーリスも好位集団でしっかりと折り合う。リアルスティールはその直後でM.デムーロ騎手が懸命になだめる。ルージュバックはちょうど中団で、ステファノス、出遅れたアンビシャスは後方からのレースとなる。

1000m通過が60秒8とG1にしては緩い流れのまま、エイシンヒカリが先頭で直線へ。並んでくるラブリーデイの脚色が良い。400mを切って、外から早くもモーリスが先頭に立つ。内でエイシンヒカリは後退、アンビシャスは最内を突く。大外を通って伸びてくるのはリアルスティールとステファノスが追い込むものの、先に抜け出したモーリスの勢いには及ばず、最後は1馬身半差を付けてモーリスが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったモーリスは昨年4月のダービー卿CTで重賞初制覇を挙げると、安田記念でG1初挑戦初制覇。秋、ぶっつけで挑んだマイルCSも完勝し、国内マイル路線を制圧すると、初めての海外G1となった香港マイルも制覇。今年5月のチャンピオンズマイルも楽勝し、アジアトップマイラーの座についた。帰国後の安田記念、札幌記念は2着と敗れていたが、R.ムーア騎手の手綱で見事に復活のG1勝利、5つ目のビッグタイトルを手に入れた。
馬主は吉田和美氏、生産者は日高町の戸川牧場。馬名の意味由来は「人名より」。

天皇賞(秋)の結果・払戻金はコチラ⇒

  • モーリス
  • (牡5、美浦・堀厩舎)
  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:メジロフランシス
  • 母父:カーネギー
  • 通算成績:17戦10勝
  • 重賞勝利:
  • 16年天皇賞(秋)(G1)
  • 16年チャンピオンズM(G1)
  • 15年香港マイル(G1)
  • 15年マイルCS(G1)
  • 15年安田記念(G1)
  • 15年ダービー卿CT(G3)
モーリス
モーリス

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。