【JBCクラシック】ダート無敗のアウォーディーが記録ずくめのG1初V!

アウォーディー

11月3日(祝・木)、川崎競馬場で行われた交流重賞・第16回JBCクラシック(Jpn1)(3歳上 定量 1着賞金8000万円 ダート2100m)は武豊騎手騎乗の2番人気・アウォーディー(牡6、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.15.3(重)。

2着に3/4馬身差で3番人気・ホッコータルマエ(牡7、栗東・西浦厩舎)、3着は1馬身差で5番人気・サウンドトゥルー(セ6、美浦・高木登厩舎)が入った。
1番人気に支持されたコパノリッキー(牡6、栗東・村山厩舎)は5着に敗れた。

ホッコータルマエが好スタート。そのままハナを切る構えで、サミットストーンが2番手。スタンド前でサミットストーンがハナを奪い返して先頭に立ち、2番手ホッコータルマエ、3番手クリソライトと続く。コパノリッキーは5番手に控え、アウォーディーはそれをマークするように直後を追走。スローペースでレースは進む。

向こう正面で一気にペースアップ。サミットストーンを交わして、ホッコータルマエ、コパノリッキー、アウォーディー。この3頭が抜け出しての争いになる。4コーナーでコパノリッキーは鞍上の手が動きはじめるが、アウォーディーは抜群の手応えで直線に向く。アウォーディーが先頭で押し切り態勢に持ち込むが、内でホッコータルマエも差し返そうと食い下がる。コパノリッキーは後退し、替わって外からはサウンドトゥルーが良い脚で伸びてくる。しかし、先に抜け出したアウォーディーの脚は衰えること無くゴールまで伸び続け、ダート無キズで初めてのビッグタイトルを手に入れた。

勝ったアウォーディーは重賞5連勝でG1初制覇。母が天皇賞(秋)を勝ったヘヴンリーロマンス、妹にアムールブリエ、弟に今年の米クラシック3冠に挑戦したラニがいる血統で、昨年9月にダート戦へ転じてオープン入りを果たすと、シリウスSで重賞初制覇。今年に入ってもその快進撃はとどまることを知らず、今回G1初挑戦でビッグタイトルを獲得。鞍上の武豊騎手は16回を数えるこのレースでちょうど半数の8勝目、管理する松永幹夫調教師は騎手としてレギュラーメンバーで第1回のこのレースを勝っており、調教師としてもJBCの歴史に名を刻んだ。
馬主は前田幸治氏、生産者は米のNorthHills Management。馬名の意味由来は「受賞者」。

  • アウォーディー
  • (牡6、栗東・松永幹厩舎)
  • 父:Jungle Pocket
  • 母:Heavenly Romance
  • 母父:Sunday Silence
  • 通算成績:32戦10勝
  • 重賞勝利:
  • 16年JBCクラシック(Jpn1)
  • 16年日本テレビ盃(Jpn2)
  • 16年アンタレスS(G3)
  • 16年名古屋大賞典(Jpn3)
  • 15年シリウスS(G3)
アウォーディー
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