【POG】ナムラシンウチら土曜京都6R・日曜中京5Rトレセン直送トーク

●1月21日(土) 1回京都6日目6R 2歳新馬(ダ1800m)

ゼンノロブロイ産駒の3枠6番ナムラシンウチ(牡3、栗東・福島信厩舎)はアンタレスSを勝ち、チャンピオンズCでも2着に入ったナムラビクターの全弟。小牧太騎手を背にした先週のCWではバッタリ止まってしまったが、最終追い切りは坂路でラスト1F12.3秒。併せ馬で先着を果たしている。

「今週の坂路はラスト2Fを24秒台で上がってきた。兄のナムラビクターと同じでアテにできないとこはあるけど、能力はあると思うよ。あとは競馬もその気になれるかどうか」と福島勝調教助手は兄譲りの気まぐれな気性を課題に挙げるが、動きには合格点のジャッジ。注目のデビュー戦となる。

●1月22日(日) 1回中京4日目5R 2歳新馬(芝1600m)

ゴールドハット(牡3、栗東・角居厩舎)の父ハットトリックは香港マイル、マイルCSを勝った名馬だが、現在はアメリカで供用されており、この馬もアメリカで生まれた外国産馬。ここまでデニムアンドルビー、ヴァナヘイムらと併せ馬を消化し、最終追いは福永祐一騎手を背にCW6F81.7-ラスト1F12.5秒をマーク。軽快なフットワークが目立っている。

前川調教助手も「父は柔らかくてスピードがある馬でした。馬体はひと回り小さいけど、この子も跳びの大きな走りをします。よく似ていると思うし、能力は高そうですよ」と素質を高く評価する。父の産駒は欧米で多くの活躍馬が出ているが、日本ではまだ1頭も勝ち上がっていない。父が育った厩舎から一番星となるか楽しみだ。