【ドバイWC】2頭出しで挑む松永幹夫調教師「本当に素晴らしいこと」

ラニ

22日、ドバイワールドカップデーに向けた追い切りがメイダン競馬場で行われた。

ドバイワールドカップ(G1)アウォーディー(牡7、栗東・松永幹厩舎)とラニ(牡4、栗東・松永幹厩舎)の2頭出しで挑む松永幹夫調教師のインタビューは以下の通り。

-:アウォーディー、ラニの追い切りでの感触はいかがですか?

松永幹夫調教師:2頭とも予定通りの調教ができて、いい動きだったと思います。

-:昨年、ラニのUAEダービー制覇は調教師にとってどのようなものでしたか?

松:去年は勝ってもおかしくないかなという状態、頭数でしたから、そんなに驚きはしなかったかなと思います。

-:去年からここまでのレースぶり、今回の厳しいメンバーと戦うことについてどうお考えですか?

松:去年はUAEダービーを勝ってアメリカに行きました。アメリカでは1着はなかったんですけど力を示してくれたと思います。ただ、日本に帰ってきてからはラニらしいレースはできなかったかと思います。今年はこの前走った前哨戦でも体に余裕がありましたが、随分と変わってきたかなと思います。

-:今回のメンバーを相手にするからには100%の状態に持ってくる必要があるかと思います。あれこれ調教するのが難しい馬を100%に持っていくためにどんなことをしてきましたか?

松:前相後はかなりハードな調教を積んで、ラニもそれに耐えてくれています。ラニだけではなくアウォーディーもいますので、2頭で負かしにいきたいですね。

-:アウォーディーは昨年の連勝を含めて好成績でしたが、その頃のデキと比べていかがですか?ワールドカップで勝負になるにはそこから上昇しないといけませんか?

松:もちろん、全力を出し切れないと厳しいと思いますが、常にいい状態で安定して走ってくれているのでアウォーディーに関して心配はないですね。もちろん、出るからには勝つつもりで挑みたいですね。

-:どちらの方がチャンスがあると思いますか?

松:ラニには一発があるかなと思っています。アウォーディーは堅実に前目で競馬ができるので。できれば、アウォーディーがアロゲートの尻尾を噛んでいて、その間にラニで差したいですね(笑)。

-:世界一と言われるレースに2頭も管理馬を出走させることについてどう思いますか?

松:本当に素晴らしいことだと思います。またここに戻ってこれたというのが嬉しいですね。

-:メイダンという素晴らしい競馬場に日本代表として参戦することについてどう思いますか?

松:ドバイというのは自分自身も何回も来ていますが、来るたびに凄いレースだなと実感しているので、その中で競馬ができるのは素晴らしいことだと思います。

ラニ

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