【関屋記念】切れたラスト12.0秒ブラックムーン「チャンスをモノにしたい」

ブラックムーン

攻め馬でも抜群の切れを見せたブラックムーン

9日、関屋記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、中京記念3着のブラックムーン(牡5、栗東・西浦厩舎)は、助手が跨がってCWコースを単走、終い強めに追われ、6F87.7-70.5-54.7-39.7-12.0秒のタイムでフィニッシュ。その力強い動きからも好調をキープしているのがうかがえる。

西浦勝一調教師も「予定通りに上がり重点で追い切りました。いい動きだったし、順調にきていますね。前走は直前に雨が降ってきた。あの馬場を考えたらよく追い込んできましたよ。今回は良馬場で走らせたいね。段々と力をつけているし、チャンスをモノにしたい」と悲願の重賞Vに意欲を見せる。

前走、中京記念5着のダノンリバティ(牡5、栗東・音無厩舎)は、古馬オープンのアルティマブラッドと坂路で併せ馬。鞍上が軽く仕掛けると0.1秒先行したパートナーにスッと馬体を併せ、最後は1馬身ほど突き放して4F50.8-37.3-24.6-12.4秒の好時計を叩き出した。

手綱をとった松若風馬騎手は「調教は動く馬ですが、けさも良かったですね。前走はあまりリズムよく運べなかったけど、その中でも力は見せてくれた。能力でカバーしてくれました。この前より動けていい状態にあるし、スタートからリズムよく競馬をさせたい」とスムーズさを欠いた前走5着からのリベンジに気合十分。過去3戦全て連対を果たしている新潟コースで初タイトルを狙う。

ダノンリバティ

好タイムで先着を果たしたダノンリバティ