【セントウルS】骨折上げダンスディレクター 仕上げに不安なし「あとひと追いで整う」

セントウルS(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

骨折からの長期休養明けとなるダンスディレクター(牡7、栗東・笹田厩舎)は7月に函館入りし、8月下旬に栗東トレセンへ移動。その後は坂路とCWを併用してピッチが上げられている。8月30日(水)は栗東坂路で助手が騎乗して、一杯に追われ4F54.1-39.6-25.3-12.0秒をマークした。

「剥離骨折の手術もうまくいったし、気のいい馬で、それほど速い調教を必要としないタイプ。来週のひと追いで態勢は整うと思うよ」と笹田和秀調教師

ファインニードル(牡4、栗東・高橋忠厩舎)は前走の北九州記念で1番人気の支持。結果、直線でスムーズさを欠いて5着に敗れてしまったが、31日(木)の追い切りでは、坂路を馬なりで駆け上がり4F55.4-40.0-25.5-12.4秒のタイムでまとめた。

「前走を100に近いイメージで仕上げてあったので、さらに上がるというよりは落とさないように、という調整。しっかりと疲れ、メンタル面をケアしていきます」と矢野調教助手。狙うは重賞初制覇だ。