マイペースに持ち込んだスピアーノが激しい追い比べを制した!…中山新馬

松岡正海騎手とのコンビで中山5Rを勝利したスピアーノ

9月16日(土)、4回中山3日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、松岡正海騎手騎乗の8番人気・スピアーノ(牝2、美浦・池上和厩舎)が優勝。五分のスタートから内枠を活かして楽にハナへ。道中は競りかけられることなくスムーズに直線を向き、坂下からゴール直前までマイネルファンロンと激しい追い比べを繰り広げ、僅かに押し切った。勝ちタイムは1:50.3(良)。

2着にはハナ差で1番人気・マイネルファンロン(牡2、美浦・手塚厩舎)、3着には1馬身1/4差で2番人気・サラーブ(牝2、美浦・木村厩舎)が続いて入線した。

勝ったスピアーノの近親には09年マーメイドS(G3)を制したコスモプラチナ、06年北九州記念(G3)を制したコスモフォーチュンがいる。馬主は清水正江氏、生産者は日高町の荒井ファーム。馬名の意味由来は「広々とした(伊)」。

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1着 スピアーノ(松岡騎手)
「調教から具合の良さを感じていましたし、クセが分かっていたので自在に乗れました。距離を延ばした方が良いタイプだと思いますが、ハナに行かないと力んでしまうなど折り合い面に課題もあるので、その辺りが解消してくれば更に良くなると思います」

2着 マイネルファンロン(柴田大騎手)
「よく頑張っています。フワフワしてハミを取りませんでしたが、初戦ですし仕方ないですね。今日はペースが遅かったので積極的な競馬をしましたが、本来はジワッと競馬をした方が良さそうです。3コーナー辺りから追い通しになってもよくきてくれましたし、距離は延びて良さそうなタイプです」

3着 サラーブ(戸崎圭騎手)
「乗りやすい馬ですね。今日は大外枠だった分、後ろからになってしまいました。道中は良い感じでしたし途中から動いていけましたが、最後は同じ脚色になってしまいました」

4着 ショウナンワダツミ(蛯名騎手)
「先週予定していたマイル戦を除外されてしまいましたからね。馬のテンションから考えても、その辺りの影響もあったかと思います。カッカするところがありましたが、何とかおさめることが出来ましたし、4コーナーを回るときには抜けるかなとも思ったんですけどね。まだ気持ちと体が上手く噛み合っていない感じです」

5着 ケイアイスープラ(吉田豊騎手)
「まだ競馬を分かっていない感じですね。ゲートでも自分から行こうとしませんし、勝負どころでペースが上がったときも置かれてしまいます。ただ促せば動けますし調教でもそういう感じだったので、これから慣れていけば良いと思います」

  • スピアーノ
  • (牝2、美浦・池上和厩舎)
  • 父:ヴィクトワールピサ
  • 母:マイネレーヌ
  • 母父:マイネルラヴ

中山5Rを勝利したスピアーノ
中山5Rを勝利したスピアーノの関係者の口取り風景

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