【菊花賞】トリコロールブルー戸崎「落ち着きもあるし、反応も良かった」

トリコロールブルーとポポカテペトル

トリコロールブルー(左)がポポカテペトルに大きく先着

18日、菊花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、日高特別1着のトリコロールブルー(牡3、栗東・友道厩舎)は、青葉賞でもコンビを組んだ戸崎圭太騎手を背にCWコースで、同じく菊花賞に出走予定で前走、阿賀野川特別1着のポポカテペトル(牡3、栗東・友道厩舎)を約2秒追走。ともに終いを一杯に追われて、トリコロールブルーが7F97.7-81.1-65.3-50.9-38.1-12.5秒で1馬身先着。ポポカテペトルは7F99.7-82.4-66.1-51.8-39.0-12.7秒をマークした。

「追い切りに乗るのは初めてだし、比較はできない。でも、落ち着きもあるし、反応も良かった。青葉賞ではテンションが高くなるところがあったけど、500万を勝った時は落ち着きがあった。あのぐらいの雰囲気でいければ」と鞍上は手応えを掴んだ様子。

ポポカテペトルに騎乗した和田竜二騎手は「調教はそれほど目立って動くようなタイプじゃないからね。スタミナはあるし、いかにも長距離が合うタイプですよ」とコメント。ともに血統背景はいいだけに、条件クラスからの参戦ながら台風の目になるかもしれない。

前走、清滝特別1着で、目下2連勝中のクリノヤマトノオー(牡3、栗東・高橋忠厩舎)は、中1週ということもあり、幸英明騎手が騎乗してCWコースで6F90.0-72.6-57.2-42.4-13.1秒の軽めの調整。

高橋義忠調教師は「こちらが思っているより回復は早かったけど、中1週ですからね。そんなに攻める必要もありませんから。これでいいでしょう。まだ発展途上の馬だけど、いい方に向いているのは間違いない。折り合いに気をつけて運びたいですね」と連勝の勢いで3冠最後の一戦にチャレンジする。

連勝の勢いでG1に挑むクリノヤマトノオー

連勝の勢いでG1に挑むクリノヤマトノオー