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【ジャパンC】キタサンブラック連覇へ手応え「全てにおいて不安はない」
2017/11/22(水)
22日、ジャパンカップ(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走、天皇賞(秋)で6度目のG1制覇を飾ったキタサンブラック(牡5、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは武豊騎手)を背にCウッドコースでビップレボルシオン(古馬1000万)の外を0.8秒追走。馬なりで84.8-69.4-54.1-40.1-12.9秒をマークして同入した。
追い切り後、キタサンブラックを管理する清水久詞調教師の一問一答は以下の通り。
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●道悪で激走後も順調「傷めたところもなく毛艶も全く落ちなかった」
-:まずは朝一番で調教が終わりましたが、準備が整ったといったところでしょうか?
清水久詞調教師:無事に最終追い切りを終えたので、ひと安心ですね。
-:また後ほど詳しくうかがいますが、まずは前走の秋の天皇賞なんですが、勝ちました。振り返っていただけますか?
清:ありがとうございます、本当に強い内容だったと思います。
-:やはり皆さん気になるのはゲートの出だったと思うんですが、そのあたりも振り返っていただけますか?
清:まさかああいう形になると思わなかったんですけどね……。まあヒヤッとはしましたけど、すぐに気持ちを切り替えることができましたんで、比較的冷静には見ていられましたね。
-:武騎手は先ほど、それほどゲートで大人しくする馬ではないという話もしていたんですが、そのあたりがちょっと出たかなという感じはありましたか?
清:元々駐立はソワソワするところはあったんですけど、それでもしっかり出てニの脚も速かったんで心配はしていなかったんですけど、気持ちが入りすぎていたのか、タイミングが合わなかったですね。たまにはこういう事もありますよ。
-:前走は追い上げる形のレースとなったんですが、道中振り返っていかがですか?
清:後ろからの競馬になったんですが、しっかり気持ち良さそうに折り合っていましたんで、いい感じで運べているなと思いました。
-:直線の攻防ですが、どうでしたか?
清:あっという間にあそこにいましたんで、ビックリしましたけどね……。抜け出してからは、並びかけてくるとまた伸びるというようないい根性していますんで、ある程度安心して見ていられましたね。
-:ゴール前際どく迫られましたが、どのような思いでご覧になっていましたか?
清:ブラックなら凌いでくれると思っていました。
-:そして、天皇賞の後の馬の様子ですが、いかがでしたでしょうか?
清:おかげさまで特に傷めたところもなく毛艶も全く落ちなかったですし、普通の疲れはしっかりと取ってあげて、休み明けを一走使ったという上積みもありますんで、それほど慌てずに立ち上げていくこともなかったんで。本当に順調にこの中間は来ましたね。
-:そして調教過程ですが、1週前から振り返っていただけますか?
清:しっかり負荷をかけたかったんで、思ったとおりの追い切りができたと思います。
-:そして先ほども少しありましたが、改めて今日の最終追い切りですが、内容と評価を教えてください。
清:内容も良かったと思いますし、いい評価は出せると思います。馬もすごく落ち着いていますし。
-:これまでどおり順調にといったところですか?
清:そうですね。
最終追い切りを行ったキタサンブラック
●相手云々より「良い状態に仕上げることだけに集中」
-:そして今回ジャパンカップは去年圧巻のレースをした舞台なんですが、どうでしょうか?
清:東京2400mも輸送も何も、本当に全てにおいて不安はないですね。
-:では去年のレースぶりも少し振り返っていただけますか?
清:枠順も内でしたし、スタートも決めて、特に主張して行ったわけではないんですけど、馬のスピードに任せてああいう形になっただけだと思うんで。いいペース配分で、最高の騎乗だったと思います。
-:そして武騎手はどの距離でも走れる、むしろ不得意な距離が分からないくらいという話をされていまして、しかも展開もお構いなしという部分もあるんですが、レースプランなどは何かお考えでしょうか?
清:いえ、そこはジョッキーが考えてくれていると思います。
-:そして相手関係ですが、どうご覧になりますか?
清:3歳勢も出てきてますし、いつものことですけどあまり相手関係を考えずに、良い状態に仕上げることだけに集中したいですね。
-:やはり、とにかく自分の競馬をすることが大事というところでしょうか?
清:自分の競馬ができるように、しっかりと仕上げるというところですね。
-:残り3戦と決まりまして、前走勝ちました。よりプレッシャーも高まってくるんじゃないでしょうか?
清:もちろん(プレッシャーは)ありますけど 、ブラックに限っては心配事もないですし故障のリスクも本当にないので、以前ほどのプレッシャーは感じずに、あともう短い間ですので、あの子と一緒にいられる時間をゆっくり楽しみたいですね。
-:むしろ楽しみの方が大きい?
清:そうですね、はい。
-:残り2戦、そしてジャパンカップを迎えるわけですが、連覇に向けてということもあります。ファンの皆様にメッセージをお願いできますでしょうか?
清:秋初戦、いい形で結果を出せました。非常にファンの多い馬ですし、3歳勢も出てきますけども、連覇に向けていい状態で当日を迎えたいと思います。
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