【チャンピオンズC】前年度覇者サウンドトゥルー「中京コースは相性が良い」

サウンドトゥルー

チャンピオンズC連覇に向けて追い切りを行うサウンドトゥルー

29日、チャンピオンズカップ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、JBCクラシックを勝利した前年度の覇者サウンドトゥルー(セ7、美浦・高木登厩舎)は、大野拓弥騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.7-40.3-26.5-13.1秒をマークした。

【高木登調教師のコメント】
「前走は3コーナー辺りで自分から動いていって勝ちました。前走後も反動なく、すぐに時計を出していますし順調にきています。良い状態をずっとキープしていますし、先週にある程度負荷をかけて今週はサラッとやれば十分という感じでした。調教で派手なアクションをする馬ではありませんし、前走の良い状態をそのままキープ出来ています。

いつもは伏兵のような感じですが、今回は意外と新聞で賑わっているので少し緊張しています。正直、ダートのG1はやるたびに勝ち馬が変わっていますし、混戦だと思います。去年は夏に帰厩したとき多少硬さがありましたが、今年は良い状態で戻ってきて気になるところがありません。左回りは実績がありますし、距離も1800くらいがベストかなと思っています。

馬は終いにしっかり脚を使ってくれますし、ジョッキーも馬のことを理解して脚の使いどころを分かってくれていると思うので、信じて送り出します。連覇がかかっていますが、良い状態で臨めますし頑張ってくれると思います」

【大野拓弥騎手のコメント】
「前走は直線で良い脚を使えるようにという競馬をしましたが、強い勝ち方をしてくれたと思います。今は馬が充実していますね。先週の追い切りであらかたやって馬の状態を確認できていましたし、今週も順調にきていると思いました。

連覇のプレッシャーもありますが、そういうなかでやれていることを嬉しく思っています。ある程度競馬の形の決まっている馬ですが、枠順で展開も変わると思うので臨機応変に対応できれば良いと思います。中京コースは相性が良いと思っていますし、馬の状態も良いので連覇を目指して頑張ります」

前走、みやこステークスで7着だったローズプリンスダム(牡3、美浦・畠山吉厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.5-39.0-26.4-13.9秒をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「前走は、スタートの出負けと4コーナーの手前辺りで両サイドから挟まれたことが痛かったですけど、それを考えると終いもよく伸びていますしこれなら古馬相手でもやれるかなという感触は掴めました。前走を使った上積みは間違いなくあると思います。

水曜日の追い切りは、前の馬を追いかけて、前に出てからは多少フワフワしていたもののビッシリやることが出来ました。中間は体が増えていたので、これくらいやっておいてちょうど良いと思います。左回りの1800は勝っていますし、直線が長いコースも合うので条件は何も問題はありません。

今回はまずスタートを五分に切ってもらって、その後は流れを見ながらどのような位置から競馬をするかですが、あれだけのジョッキーなのでその辺りは分かっていると思いますし、差す競馬をさせたいですね。3歳馬で今は徐々に力を付けている段階ですし、思い切った競馬が出来る立場を生かした乗り方をしてもらえればと思います」

ローズプリンスダム

チャンピオンズCに向けて追い切りを行うローズプリンスダム