【阪神JF】ラッキーライラック3頭併せで突き抜けた!松永幹師「抜群の動き」

ラッキーライラック

6日、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

デビュー2連勝でアルテミスS(G3)を制したラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹厩舎)は助手を背にCウッドコースで強めに追われ、6F82.5-66.5-51.0-37.5-11.9秒をマーク。いっぱいに追われた古馬1000万下を0.7秒先行して1.0秒先着した。

追い切り後、ラッキーライラックを管理する松永幹夫調教師の一問一答は以下の通り。

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●スタート抜群!「いい位置で自分で競馬を作れる」

-:デビュー2連勝、非常に強い内容だと思うんですけれどもいかがでしょうか?

松永幹夫調教師:2戦ともいいレース内容だったかなと思います。

-:新馬、アルテミスSをそれぞれ振り返っていただけますか?

松:新馬戦も前走もそうなんですけど、同じような形の競馬でスタートも決まって、追ってからの反応も良かったし、本当にいい内容だったと思います。

-:この馬の良さ、新馬戦の時も33秒1の脚を繰り出していましたけれども、持ち味というのはどんなところだと?

松:競馬が上手というか、いい位置で自分で競馬を作れるのかなと思います。

-:スタートも、前走は絶好だったんじゃないですか?

松:ええ速かったですね。まあ新馬戦もそうだったんですけどね。

-:では今のところ非常に完成度が高いと。

松:そうですね、現時点ではできてるかなと思います。

-:そんな中で、レースが終わってからの中間の様子ですけれども、いかがでしょうか?

松:前走後は(ノーザンファーム)しがらきの方に一回リフレッシュさせて先月戻ってきたんですけど、戻って来てからも飼葉はしっかりと食べてくれているし、いい状態をキープしています。

-:そこからの調教なんですけれども、先週のCWの調教が非常に動きも良すぎるくらいだとおっしゃっていたそうですけれど?

松:本当に良かったですね。古馬を追いかけて先着したんですけど、特に問題もなく、また今日の動きも良かったんで、順調ですね。

-:先週はCWを50秒2で最後も12秒2、タイム的にもいかがですか?

松:速かったですね。反応も良かったし、いいですね。

-:そして今週の話も先ほどありましたけれども、3頭の併せになったんですね。2番手から最後の直線は並びかけて、真ん中から突き抜けるような感じでした。

松:そうですね、両サイドに馬を置いてどうかというのを見たかったというのもあったし、できるだけ我慢させて最後だけ伸ばしたんですけど、抜群の動きでしたね。

-:そして今回の舞台が阪神のマイル戦になりますけれども、ここまで左回りの新潟、そして東京で走りました。この舞台設定というのはいかがでしょうか?

松:調教の感じからもしっかりと手前を変えているし、右回りでも問題ないかなと思います。

-:完成度の話を少ししましたけれども、まだ2歳ということで課題もあるかと思います。もし挙げるとしたら、どんなところなんでしょうか?

松:少し敏感なところがあるので、反応しすぎるのがちょっと怖いかなと思うんですけど、それも許容範囲かなと思っています。

-:そういう意味で、我慢させるといった調教だったんですか。

松:そうですね、はい。

-:今回まだ2歳ということで、ダイヤの原石ばがりが揃っていますが、東のオルフェーヴル産駒(ロックディスタウン)に対して、西のオルフェーヴル産駒ということでファンの方も注目しています。メッセージをお願いします。

松:G1レースなのでそう簡単ではないと思うんですけど、現時点ではすごくいい状態をキープしていると思いますので、これを競馬で活かしていい結果が出ればいいかなと思います。