【ターコイズS】また3歳馬!ミスパンテールが馬群を割って伸びて重賞初勝利!

ミスパンテール

12月16日(土)、5回中山5日目11Rで第3回ターコイズステークス(G3)(芝1600m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の5番人気・ミスパンテール(牝3、栗東・昆厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.2(良)。

2着にはクビ差で3番人気・フロンテアクイーン(牝4、美浦・国枝厩舎)、3着にはハナ差で7番人気・デンコウアンジュ(牝4、栗東・荒川厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたラビットラン(牝3、栗東・角居厩舎)は4着に敗れた。

リエノテソーロが好スタートからスッとハナに立つ。これにペイシャフェリス、ディープジュエリー、フロンテアクイーンらが続き先行集団を形成。これを見ながらミスパンテール、ラビットランが追走。その後ろでデンコウアンジュ、ワンブレスアウェイ、エテルナミノルが末脚を溜める。
直線ではスムーズに進出してきたラビットラン、エテルナミノルが抜け出すかというところで、馬群の最内からフロンテアクイーン、中からミスパンテール、外からデンコウアンジュが一気に追い込み、最後の最後でガラッと入れ替わったところでゴールイン。

勝ったミスパンテールの近親には99年オークスを勝利したウメノファイバー、マイルを中心に活躍し重賞3勝を挙げたウインラディウスがいる。馬主は寺田千代乃氏、生産者は日高町の三城牧場。馬名の意味由来は「女性+豹(仏)。女豹」。

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1着 ミスパンテール(横山典騎手)
「パドックではテンションが高かったですけど、返し馬では落ち着いていました。レースではゲートを出てから良い位置につけられて、思った通りの競馬が出来ました。この馬の良さは、切れ味の鋭さです。今日も狭いところを割って出てきてくれました。テンションの高いところがありますが、これから落ち着いてくればもっと楽しみだと思います」

2着 フロンテアクイーン(北村宏騎手)
「残念です。馬の体調が良かったですし、良いタイミングで前があいたときに鋭く反応してあれだけ伸びているのに、それでも差されるんですから相手の切れが上だったということでしょう」

3着 デンコウアンジュ(蛯名騎手)
「レースは完璧に運べました。最後は抜けたかと思いましたが、坂を上がってから勝ち馬の脚も溜まっていましたからね。途中から動いていった馬の流れに乗ることが出来ましたし、良い形だっただけに残念です」

4着 ラビットラン(C.デムーロ騎手)
「道中は中団でリラックスして走れましたが、ラスト1ハロンで脚が上がってしまいました。休み明けの分、気負ったところもあったと思います」

5着 エテルナミノル(和田竜騎手)
「ゲートに入る前は大人しかったですが、入った後はチャカチャカして出遅れました。本来は前に行った方が良いタイプなので、それが痛かったです。ペースが遅かったので、ジッとしていてもと思って途中から動いていきました。最後もそれほど負けていませんし、力を付けています」

6着 リエノテソーロ(吉田隼騎手)
「今日の前半のレースを見ていたら前残りが多かったので、先生と相談して行けたら行く競馬をしようと思っていました。マイペースで行けましたし展開に恵まれましたが、3歳牝馬で55キロのハンデは重く感じました。それでもこれが良いキッカケになってくれれば、と思います」

7着 ディープジュエリー(内田博騎手)
「ペースが遅くて、好位から競馬が出来ました。最後もよく粘っていますし、上位馬ともそれほど差がありませんでした」

8着 ワンブレスアウェイ(戸崎圭騎手)
「馬に落ち着きはありましたが、ゲートの中で座るような格好になってしまってスタートが決まりませんでした。前走もそうだったようですが、元々スタートが悪い馬ではないんですけどね。今日はそれに加えてスローペースも痛かったです」

  • ミスパンテール
  • (牝3、栗東・昆厩舎)
  • 父:ダイワメジャー
  • 母:エールドクラージュ
  • 母父:シンボリクリスエス
  • 通算成績:7戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 17年ターコイズS(G3)

ミスパンテール
ミスパンテール

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