【有馬記念】反撃へ虎視眈々サトノクラウン「精神的なものもあったのかも」

1週前はポリトラックで追われたサトノクラウン

1週前はポリトラックで追われたサトノクラウン

■日曜中山11レース・有馬記念(G1)1週前情報

【12/13追い切り】

サトノクラウン(牡5、美浦・堀厩舎)・前走=ジャパンC10着
助手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F65.6-50.5-36.4-11.5秒をマーク。

【森助手のコメント】
「木曜日の追い切りを見て、正式に出走することを決めました。ジョッキーはムーア騎手を予定しています。前走は敗因がハッキリしませんが、枠順や展開が厳しかったかと思います。直線では馬が自分から止めているような感じでしたし、精神的なものもあったのかもしれません。改めてこの馬の難しさを感じました。先週末から乗り出しましたが、これまでのルーティンに馬が慣れてきているようなので、ウッドやポリトラックで普通キャンターをしたり変化をつけてきました。背腰に弱さがありますし今の坂路やウッドは重いので、1週前追い切りはポリトラックで併せ馬でやりました。併せた相手が動きましたが、この馬も順調にきていますし悪くない動きでした」

【12/14追い切り】

サクラアンプルール(牡6、美浦・金成厩舎)・前走=天皇賞(秋)8着
助手を背に坂路コースで追われ、4F52.7-37.9-24.6-12.2秒をマーク。

【金成貴史調教師のコメント】
「前走はあの馬場で最後止まるかと思いましたが、よく粘ってくれました。その後は間隔をあけて、前走のダメージも無く調整できています。最近はウッドの馬場が悪いのでここ2週は坂路で調整していますが、まずまずの時計が出ています。オープン馬なのでこのくらい動けていいと思いますし、順調にきています。中山は走ったことのあるコースですし、問題はありません。初めての距離でその辺りに不安はありますけど、スタミナのある馬なのでこなしてくれるのではないかと思います」

スタミナにも自信を持つサクラアンプルール

スタミナにも自信を持つサクラアンプルール

【1週前追い切り計時なし】

ルージュバック(牝5、美浦・大竹厩舎)・前走=エリザベス女王杯9着

【大竹正博調教師のコメント】
「前走はゲートの駐立が悪くてスローペースでも前に行けませんでしたし、展開が全てでした。前走後は放牧に出て、早い時期から牧場でもやり出して、週3回坂路で時計を出していました。帰厩後も前走のダメージはありませんし、少し動きは硬いですけど元気は良いです。一昨年の有馬記念に出走したときよりも落ち着きが出ていますし力を付けていると思うので、当時よりやれるのではないかと思っています。中山の内回りで勝ってはいませんが、中山の実績はありますしコース形態を考えると内枠を引いて競馬をしたいですね。オールカマーはスローでハマった感じが強いですけど、今回は流れに乗った競馬をしたいです。1週前は土曜日に追って、当該週の水曜日に追い切りを予定しています」

牡馬に負けない底力を秘めるルージュバック

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