【高松宮記念】攻め快走レッツゴードンキ「もう一つタイトルをとらせてあげたい」

レッツゴードンキ

レッツゴードンキに騎乗する岩田康誠騎手

21日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、フェブラリーS5着のレッツゴードンキ(牝6、栗東・梅田智厩舎)は、助手を背に坂路で追われ、4F53.2-38.3-25.3-12.8秒をマークした。

【岩田康誠騎手のコメント】
「昨年に続き、馬の状態も良いと思いますので、それ以上にいいレースが出来るんじゃないかと思います。惜しいレースが続いているのですが、昨年もこの馬の脚はちゃんと使ってくれましたし、不良馬場の中、よく走ってくれました。

去年以上に追い切りは動くようになりましたし、好調さが感じられますね。この年齢ですが、衰えはないです。素直すぎるところもあるのですが、すごく素直な馬で、毎レース毎レース、一生懸命走ってくれています。

速い流れでレースが流れてくれれば、この馬自身も楽に運べます。あとはスタートを決めて、流れに乗って、直線に脚を溜めて、伸びてくれたらいいですね。(週中の雨については)不良馬場でも頑張ってくれているので、馬場は苦にならないと思います。

枠もどこでもいいですが、スムーズにレースをするだけですね。前走はダートも問題ないですし、一週前に乗せてもらってよく感じました。あとは運もありますし、気持ちで挑むだけですね。もう一つタイトルをとらせてあげたいと思いますし、G1の舞台でいいレースが出来ればと思います」

【梅田智之調教師のコメント】
「1週前に岩田ジョッキーに乗ってもらって、ビシっとやって良い感じで来ているので、今日はテンションを上げない程度というか、息を整える程度に。予定通りに来ました。フェブラリーSを使ってから今週の高松宮記念まで結構間があったので、焦ることもなくいつも通り、時間をゆっくりかけながら調整できたので、フェブラリーSの時よりは順調に来れました。フェブラリーSから臨むのは初めてだが)フェブラリーSを使ったのはオーナーの意向もあっての参戦でしたが、そんなに意図はなかったですね。調教に関しても変わったことはしていないですね。

(香港で馬体の管理に苦労したようだが)香港に行った時に、カイ食いが悪くて、体重がだいぶ減っていたので、その体重を戻しながらのフェブラリーS挑戦だったんですけど、今回に関しては、それよりもだいぶフックラ戻ってきているので、プラス体重で出られると思います。欲目で見てしまうので、(昨年と比べて)更に良くなっているのではないかと思っているんですけど、正直、悪くはなっていないと思うんです。時計も動きも。良い時と比べて遜色が無いので。去年より落ちているということは無いですね。

丈夫なところが一番ですね。あとは競馬に行って、自分の得意な分野だとポカが無いというか、調教通り、調教以上の結果を出してくれているところです。そう目新しいメンバー、新興勢力はあまり居ない感じもするんですけど、やっぱり1200mで後ろから行く馬なので、相手とかよりも、どれだけ自分が折り合って、スムーズに競馬をして、直線で上手に捌いてくるかに懸かっているので、相手よりは自分の競馬ができればというところを一番大事に考えています。

雨とかはあまり気にならないんで。ダートでも走ってますし、道悪の馬場でも結果を残していますし。あまり天気は気にならないですね。枠はどこでも良いんですけど、ゲートを出遅れなかったら良いなくらいで(笑)。あとは、出た後はジョッキーが考えてくれると思うので。(去年は惜敗が続いた。あとは何が必要か)あとは運ですね。運だけだと思っています。

2着、3着の多い馬で、なかなか勝ち切れないもどかしさがあるんですけど、桜花賞馬の名に恥じないように、今回はそういう調整ができていますので、何とか結果を出して、再びG1を獲りたいなと思っています」

レッツゴードンキ

力強く登坂したレッツゴードンキ

レッツゴードンキ

レッツゴードンキを管理する梅田智之調教師