【安田記念】牡馬相手に初G1狙うリスグラシュー武豊「確実に好勝負はできる」

武豊

G1獲りへ意欲を見せる武豊騎手

30日、安田記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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前走のヴィクトリアマイル(G1)で2着だったリスグラシュー(牝4、栗東・矢作厩舎)は、坂路で最終追い切り。5F53.6-38.3-24.4-11.9秒をマークした。

【武豊騎手のコメント】
「(ヴィクトリアマイルは)馬の状態もすごく良かったですし、当日すごく入れ込む馬なんですけど、彼女にしたら今までで一番落ち着いてくれていたので、いいレースができるなと思っていたんですけど、最後は惜しかったし、悔しかったですね。G1で2着が確かに多いんですけど、いつも彼女の力はよく出して走ってくれているので、あとはもう少し運とかもあればなとは思います。

いろいろな距離で乗ったんですけど、結果として、やはり1600mが一番いい結果が出ていますし、乗っていても、レースの組み立てが1600mのほうがしやすい馬ですね。

(東京新聞杯は)今年の緒戦でしたし、どういう走りをしてくれるかなというのと、男馬の割と骨っぽいメンバーが揃ったので、そこでどれだけやれるかなという感じだったんですけど、こちらの期待以上の走りをしてくれました。改めてあの時に「今年この馬で何とかG1を」と強く思いましたね。

トップレベルの実力は持っている馬なので、さすがに今度は男馬の一流馬が出てきますから厳しいレースにはなると思いますけど、まあ牝馬でも強い馬はここを勝っている馬が何頭もいるので、この馬のレースができれば確実に好勝負はできると思っています。

(牝馬ではウオッカが武豊騎手で勝って以来だが)そうですね、そうなればいいですよね。(一番成長してきた点は)体がすごくしっかりしたというか、力強さが出たなというのは思いますし、レースでも、道中とか馬込みに入ると少し萎縮するところなんかが昔はあったんですけど、もう今はまったくそういうところも解消されてきていますし、ジョッキーとしてはレースをしやすくなりました。

東京1600mは得意としている舞台ですし、男馬相手でメンバーが強いですけど、力を出し切って、何とかこの馬でG1を勝ちたいと思います」

リスグラシュー

力強く登坂するリスグラシュー