【秋華賞】ゆうゆうと一番時計アーモンドアイ「すごく夢のある走りをする馬」

アーモンドアイ

秋華賞へ向けて調整されるアーモンドアイ

10日、秋華賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、オークス1着のアーモンドアイ(牝3、美浦・国枝厩舎)は、C.ルメール騎手を背に坂路コースで追われ、4F49.7-37.0-24.7-12.5秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「火曜日にウッドで乗りましたが、今は馬が充実して踏み込みが良いので後ろ脚を前脚にぶつけるところが見られました。その面を考えたことと、先週の1週前追い切りをウッドでやっていることを考えて、最終追い切りは坂路でやってみました。 素晴らしい走りだったと思いますし、ジョッキーも良い感触を掴んでくれました。ほとんど追っていない感じの割りには時計も速かったですけど、馬場が走りやすかったこともありますしこの馬の能力が凄いということもあると思います。前走はそれまでにないくらい一杯の競馬をしたこともあって少しくたびれたのかなと思いますが、放牧に出して心身共に良くなりましたし、これなら十分いけるなという感じです。

見た目にも筋肉が付きましたし、プラス10キロくらいで出走するのではないかと思います。京都内回り2000は外回りコースより先行勢が有利かという感じはしますが、普通に走ってくれれば何とかなるかと思います。やはりトラブルが恐いですね。競馬なので何があるかは分かりませんが、その辺りは運かと思います。3冠を狙える素材を預けていただいて感謝していますし、皆さんの期待をヒシヒシと感じているので、無事に送り届けたいなと思います。すごく夢のある走りをする馬ですし、今回もそういう競馬ができればと思います」

【C.ルメール騎手のコメント】
「今週の追い切りの動きはとても良い感じでしたし、彼女の状態は良さそうでした。時計は出ましたが彼女にとっては軽い追い切りでしたし、バランスもフットワークも良かったです。1週前追い切りも良い反応でしたし、徐々にコンディションが良くなっていると思います。休み明けなのでコンディションはまだ100%ではありませんが、95パーセントくらいでも大きなチャンスがあります。最初からポテンシャルがとても高かったですし、桜花賞、オークスを勝って日本で1番強い牝馬だと思います。

ほとんど完璧な馬なので、春から秋になって体は大きくなりましたが大きくは変わっていません。京都2000は少しトリッキーなコースですし、直線が短いので良い位置から競馬をした方が良いかと思いますが、スタートによると思います。だからスタートには注意しています。日曜日は僕のテンションが上がっていると思いますが、アーモンドアイに乗ることはすごく良い気持ちです。トリプルクラウンを取ることができると思いますし、ファンの皆さんも競馬場にきてください」

アーモンドアイ